2022.10.15 畑の記録「サツマイモの収獲、赤そら豆とライ麦の種まき」

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今日は気持ちのよい秋晴れで、炎天下は暑いくらいですが、来週半ばには朝晩かなり寒くなりそうなので、その前にサツマイモをすべて掘り上げることにしました。野菜作り一年目の去年の秋にはたくさん収穫できたサツマイモですが、今年はどうでしょうか? 夏野菜がまだほとんど残っている畑ですが、すき間にちょっと種まきもします。 

朝、畑から眺める空は格別です。
目次

サツマイモの収獲

今日は 2 つの畝に残ったサツマイモをすべて掘り上げる予定で、朝から意気込んで畑に向かいました。まず、5 月 20 日に定植した畝の茎の太いものを二株掘ってみます。どちらも小さい芋と中くらいの芋がついています。上々とは言えませんが、まぁまぁといったところでしょうか。次に、同じ畝の茎の細いものを二株掘ってみると、びっくりするほど小さい芋しかついていません。定植後に雨が多くて腐ってしまった苗がいくつかあり、7 月に植え替えたので、おそらくその分だったのだと思います。

もう一つの畝の 7 月 9 日に定植した分はどうでしょうか? こちらは、定植後 3 か月ちょっとしか経っていないので、さらに心配な感じです。とにかく一番茎が太いものを探して、根元の土をよけてみると、大きめの芋が顔を出しました。これは期待できそう!と思いながら掘ってみると、ついていた芋は一個だけ。でも、肌がきれいで形もいい立派な芋でした。この畝は、収穫までの生育期間が短すぎることが最初からわかっていたので、小さい芋でも採れればよし、という気持ちで植えました。そんなわけで、とにかく一個でも収穫できてよかったです。ただ、他の株は、もっと茎も細く、ツルも伸びていなかったので、今日掘るのはやめました。来週半ばには寒くなりそうですが、霜が降りるのはまだ先のようなので、天気の具合を見ながら、ぎりぎりまで育てることにしました。少し長く畑においてどのくらい成長するものなのか見当もつきませんが、どうなるか楽しみです。

写真右側が5/20日に定植分、左側が7/9定植分(後で植え直したものもあります)。植えてあったのと同じ順番に並べてみました。
芋の表面を日に当てて乾かしています。

去年は、20 株定植したうちの 8 株が枯れてしまい、12 株分を収穫しましたが、40 個の芋が採れました。今年は、まだ収穫は終わっていないものの、去年と比べると、芋の大きさも数も少ない感じです。育った苗のツルを切って新たに苗を作って定植する方法を試しましたが、生育期間が短い高冷地にはあまり向かない方法なのかもしれません。

赤そら豆とライ麦の播種

種苗交換会で赤そら豆の種をいただきましたが、秋にまくか、春まで待ってまくかで悩んでいました。少し寒い地域で、去年はスナップエンドウを秋にまいて、冬越しができずにダメになってしまった株があったからです。どうするのがベストなのかはわかりませんが、今日、実験的に少しだけまいてみることにしました。いただいた種のデータによると、ここよりも 100 メートルほど標高の低い土地で採れた種で、播種時期は 11 月初旬ということです。豆類は、大きくなりすぎると寒さに負けて越冬できないので、育ちすぎないよう遅めに種をまくのがいいようですが、寒い時期に小さすぎてもやはり越冬できません。11 月にはかなり寒くなること、発芽に一週間ほどかかることなどを考えると、そろそろまいた方がいいのではないかと判断しました。とは言っても、自信はまったくないので、今日まくのは 4 個だけ。種をまく場所がないので、ミニトマトの株間にまくことにしました。同じ畝の脇には、ライ麦の種をまきます。これも種苗交換会でいただいたものです。少ししかないので、畝沿いに一列うっすらとまきました。ライ麦は、そら豆の風よけになってくれるうえ、そら豆につく虫の天敵の住処にもなるということです。赤そら豆は、ご飯と一緒に炊くと、赤飯のように赤くなっておいしいと聞きました。とりあえずは、上手く発芽しますように!

ミニトマトの株間にそら豆の種、畝横にライ麦の種をまきました。

ところで、10 月 9 日に種をまいた大麦は、今日発芽を確認しました。ライ麦も同じように発芽が早いのかもしれません。イネ科の植物は、踏み固めてしまった土をやわらかく耕してくれる頼もしい存在です。

それぞれの野菜の現状

アブラナ科の野菜には、数は減ったものの、まだダイコンサルハムシがついています。あと数日で寒くなるはずなので、さらに活動が弱まると期待しています。虫食いが最もひどいタケノコ白菜ですが、一番大きくなっている株は、ダイコンサルハムシとシンクイムシによる立て続けの被害から復活したと思っていたら、3 日前にまたシンクイムシが入っていました。でも、なんとか持ちこたえているようです。雲仙赤紫大根も大きくなってきました。大蔵大根は、相変わらず勢いがすごいです。9 月 17 日に購入苗を定植したスティックセニョール(茎ブロッコリー)は、なぜか全く成長が見られなかったのですが、急に成長しだしたもようです。カツオナもだんだん大きくなってきました。家で育苗中のカツオナも成長してきたので、次回定植したいと思っています。グリーンリーフレタス、ルッコラ、赤カラシナの種を一緒にまいたところもよく発芽しているようです。以前のように、発芽後いきなりダイコンサルハムシに食べられるということもなく、無事成長してくれそうです。

まだ収穫が続いている夏野菜ですが、今日は暖かいので喜んでいるのではないでしょうか? 明日までは昼間は暑いくらいなので、少しでも夏の余韻を楽しんでもらいたいものです。

9 月 13 日に植え付けたニンニクは、虫にやられたのか、一本だけダメになってしまいましたが、29 本が元気に成長しています。5 枚目の葉っぱが出たものがあります。冬前に葉の数が 5~6 枚になっているといいようなので、今のところ順調です。3 日前に定植した安売りの干からびた赤タマネギは、あまりいい状態とは言えませんが、なんとか生きているようです。無事成長してくれればいいですが。その他の野菜も大きな問題なく成長しているようです。

本日の収穫

今日の収獲の目玉は、やはりサツマイモです。小ぶりで数も少なく、しかもハリガネムシの食痕がありますが、きっと甘くておいしいはず。畑で表面を乾かして持って帰った芋は、ベランダで数日乾かします。明日も晴れるので、よく乾いてくれることでしょう。

掘った芋は、しばらくベランダで乾かします。

涼しくなってきて、ケールも元気そうです。今年はじめて種をまいたレッドロシアンケールも二か所で順調に育っています。虫食いも減ってきました。水ナスは、あまり大きくなりそうにないので、小さいまま収穫。あとは、ラディッシュ、パレルモ、万願寺とうがらし、伏見甘長とうがらし、ミニトマト 60 個、オクラ、つるなしインゲン、つるありインゲン、ルッコラ、ホーリーバジルといつもの顔ぶれです。枝豆も前回同様、きれいなものを選んで収穫しました。ちょうど一回分にいいくらいの量が採れました。

先日収穫した最後のオレンジ小玉スイカを昨日とうとういただきました。切ってみると色が悪かったので、きっと甘くないだろうと思って食べてみると、驚くほどの甘さでした! 直径は 12 センチと小ぶりでしたが、最後にとてもおいしいスイカが取れてよかったです。間引いて捨てるはずだった苗からおいしい実が採れると、間引くのをためらってしまいそうです。最後のスイカの種は、もちろん採種したので、来年もまくことができます。

10 月に採れた小玉スイカは、とても甘かったです。

今日の生き物と草花

しばらく見なかったタンポポを久しぶりに見ました。ブルーサルビアは、初夏からずっと咲き続けて、今も驚くほど色鮮やかです。今日は暖かかったので、いなくなったと思ったモンシロチョウやアキアカネがまた出てきていました。カマキリも二匹見ました。カエルは今日もたくさんいます。キアゲハの幼虫は、二匹とも同じニンジンにいましたが、あまり大きくなっていないようです。

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