2022.07.09 畑の記録「5 月に植えた苗からさつまいもを増殖」

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今日はさつまいもを植えます。去年は苗を 20 本購入して定植しましたが、今年は少し知恵をつけて、はじめに 10 本だけ購入して定植し、しばらくして伸びたツルを切って、それを新たな苗として定植します。はじめての試み、果たしてうまくいくでしょうか?

目次

さつまいもの増殖作戦

さつまいもを定植したのが 5 月 20 日。それからあっという間に 50 日ほど経ちました。今日は、そのときに定植した株から苗を作り、増殖を試みます。

まずは、育ったさつまいもの株からツルを切ります。ツルは、先端から葉っぱ 6~7 枚分あればいいようです。長いものも短いものもありますが、全部で 12 本の苗ができました。

できた 12 本の苗は、準備してあった畝に植え付けます。背の高い草はすでに刈ってあるので、残っているのは低い草だけ。今日は、ノコギリ鎌を使って、植え付ける部分のみ草を刈り、宿根などを取り除き、土を軽くほぐします。前回は斜め植えと水平植えで定植しましたが、今回は、垂直植えと中谷自然農園さんの YouTube で紹介されていた別の植え方を試してみます。垂直植えをすると、芋の数は少なくなるものの、一つ一つが大きくなるということです。今回は、遅い時期の植え付けで栽培期間が短くなるので、この方法が最適だと思います。中谷自然農園さんは、動画の中で 3 種類の方法を紹介されていましたが、そのうちの一つが興味深かったので試してみます(下の YouTube リンクの 8:50 から)。浅く溝を掘ったところに苗を寝かせて置き、ぱらぱらと薄く土をかけるというものです。中谷さんは、この方法を去年試して、一株で 10 個以上の芋が実ったそうです。定植後の畝には、たっぷり水をやって、土が全く見えないくらい、どっさりと草マルチをしました。今日は晴れて暑くなりますが、これだけ厳重にしていれば、明日の雨まで持ちこたえてくれるはずです。

虫のレストラン

畑では、虫たちが食事を楽しんでいます。虫にとっては、無農薬野菜の高級レストランです。キアゲハの幼虫は、ディルが大好きなようです。たくさん植えたディルですが、あっという間に丸坊主になっていきます。草整理をしている途中、とう立ちしたイタリアンパセリが目に入り、これもキアゲハが食べるせり科の植物だと気付きました。ディルとニンジン以外にせり科の植物があるのをすっかり忘れていました。さっそく、ディルを食べていた 6 匹の大きな幼虫を移動させました。これならいくら食べられても問題ありません。ディルは、どうせもうあまり食べるところが残っていません。ディルが復活するかどうかはわかりませんが、株元には、幼虫の大きな糞がたくさん落ちているので、きっといい肥料になることでしょう。

エダマメの葉っぱも何者かに食べられています。見てみると、コガネムシがたくさんいます。マメコガネという種類で、その名の通り、豆類の葉を食べるようです。ショウリョウバッタの親子もいました。

別の畝のエダマメにも異変がありました。先端の葉っぱが巻いて、白いねばねばしたもので接着され、成長点が隠れてしまっています。はがしてみると、大量の糞が出てきましたが、虫はいないようです。とりあえず、葉っぱが開いた状態にし、成長点を出しておきました。あとで調べた結果、ハマキムシのようです。エダマメについては、カメムシばかり警戒していましたが、他にもいろいろ問題が出てくるようです。とはいえ、壊滅的な状態というわけではないので、このままようすを見ます。

二日前にあんどんを外したキュウリの芽を見に行ってみると、ちょうど毛虫がむしゃむしゃと食べているところでした。食べられたところは、種をまき足しました。ミニトマトやとうがらし類、ナスには、テントウムシダマシが大量にやってきています。去年は除去していましたが、今年は、幸運を祈りながら、ほぼ放置しています。

それぞれの野菜の現状

スリーシスターズのトウモロコシとつるありインゲン、カボチャが順調に育っています。ただ、インゲンが支柱代わりにするはずのトウモロコシの草丈を追い越しそうなのが問題です。カボチャは、とうとう花をつけました。別の場所に一足早く種をまいたカボチャは、ツルを伸ばして大きくなってきました。

前回間引きしたあと捨てきれずに移植したスイカとカボチャは、どちらも枯れていました。まぁ、仕方ないですね。

草整理をしながら畑全体を観察しましたが、おおむね良好といった感じです。特に、ミニトマトは元気そうです。垂直仕立てにしているものは、毎回支柱にしっかりと縛らなくてはならないのですが、脇芽もすべて一緒に縛るとなると、実や花や葉が邪魔をして、思った以上に複雑で時間もかかります。でも、少しずつですがコツがつかめてきた気がします。とうがらし類は、ミニトマトほどの勢いはありませんが、それでも徐々に成長し、実もつけています。

スイカのそばにジャガイモらしき植物が生えていたので、抜いてみると、やはりジャガイモでした。今年も去年も植えていないので、もっと前にこの畑を使っていた人が植えたものが残っていたのですね。

本日の収穫

フレンチブレックファスト(ラディッシュ)は、虫食いもありますが、順調に収穫しています。少し干してから、ぬか漬けにしたり、甘酢漬けにして食べています。葉の部分は、虫食いだらけなので畑に戻してきました。バジルは、花が咲かないよう、毎回のように摘芯ついでに収穫しています。ローズマリーもやわらかい部分を収穫しました。干してドライハーブとして料理に使います。今日収穫したミニトマトは、ステラミニのはずなのですが、もしかしたらマッツワイルドチェリートマトなのではないかと疑っています。マッツワイルドチェリーのはずの株の方が大きな実がついているのです。もしかすると、種苗交換会でいただいて持ち帰るときに、間違ったラベルを付けてしまったのかもしれません。だとしたら、家でグリーンカーテン用に栽培しているものもステラミニだということになります。確かに、マッツワイルドチェリーにしては、実が大きいのですよね。

いつまでも収穫できそうに思えたサニーレタスですが、とうとう終わりが見えてきました。とう立ちして、葉のやわらかさがなくなってきてしまいました。下の方の悪くなった葉を取り除き、外葉から収穫して、少しすっきりさせたので、あと 2 ~3 回でも収穫できればと思っています。固い場合は、炒め物にするといいかもしれません。もうすぐ終わってしまってさみしいですが、またすぐに秋まきの時期がやってきます。

今日の生き物と草花

ツユクサが咲きました。野菜の花もきれいです。明日から雨が続きそうなので、雑草もカエルも大喜びでしょうね。

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