2024.03.30 畑の記録「貸農園との別れ」

Translate:

3 年間お世話になった貸農園に別れを告げることにしました。今朝、青空の下、最後の収獲と片づけをしてきました。

目次

貸農園最終日

2021 年の春にはじめて畑を借りてから、最初の 2 年は友人と二人で、最後の 1 年は一人で世話をしてきた畑ですが、この春お別れすることにし、今日最後のお別れに行ってきました。2 月に貸農園から更新手続きの案内を受け取ったときは、もう一年続けるつもりだったので、申請書に記入して提出する準備をしていました。しかし、いろいろ考えるうちに、やはり更新はやめておこうと決意するに至りました。

去年からもう一か所、自然農の畑を借りています。面積としては、貸農園よりも広いくらいなので、前の年までの倍以上の広さになり、人手は半分になったということで、単純に計算すると、労力は 4 倍必要ということになります。しかも畑が二か所に分かれていると往復も大変です。そのような事情で、二つの畑を十分に活用することは難しく、いずれは貸農園はあきらめようと決めていました。しかし、3 年間付き合った畑を手放すとなると、なかなか踏ん切りがつきません。自然農をはじめたばかりで、最初の年はほとんど何も育たなかった貸農園の畑ですが、それでも翌年、翌々年と、ほんの少しずつですが土が肥えてきた実感がありました。それに加えて、はじめての畑ということで愛着もあって別れがたく、あと一年だけ借りて終わりにしようと考えていました。

そんなある日、特にきっかけがあったわけでもないのですが、ふと、執着するのはよくないなと感じ、やはり貸農園は返そうと思い直しました。引き延ばせば引き延ばすほど余計に別れがつらくなるのもわかっています。申請書に「更新しません」と書き直し、気が変わる前に郵便ポストに投函しました。

今日は畑を見るのが最後ですが、あまり詳しく観察しても寂しくなるので、いろいろ考えず、お礼を言って、あっさりとお別れしてきました。今年からは、二年目になるもう一つの畑と共に成長していきたいと思います。

移植作業

3 月上旬に畑を返還することを決めてから、徐々に移植作業をはじめました。特に持って行きたかったのはイチゴの苗。10 株からはじめて今では畝いっぱいに広がったイチゴの苗は数えきれないほど。一人では植え切れないので、最終日の今日は、友人もやってきて、イチゴとワイルドストロベリーの苗をたくさん持って行ってくれました。それでもまだまだ残っているのでもったいなかったのですが、どうしようもないのであきらめました。大きくなったローズマリー、タイム、ラベンダーなども、ちゃんと根付いてくれるかどうかわかりませんが、一応移植してみました。ニンニクやタマネギなど、明らかに移植に向かないものも、イチかバチか移植してみました。

本日の収穫

白菜は結球しませんでしたが、冬を乗り越え、たくさん花を咲かせてくれました。一昨日収穫したばかりなのに、今日もたくさん収穫できました。ケールもどうしたって食べきれないほどの量が採れました。あきらめていた芽キャベツは、とても小さい芽ですが、収穫することができました。ルッコラは驚くほど元気に茂っていましたが、それほど食べるものではないので少しだけ。パクチーはほんの少しだけ収穫できました。越冬したニンジンも小さいながらたくさん採れました。どろどろで洗うのが一苦労でしたが、さっそくサラダにして食べるとおいしかったです。写真のもの以外にも、友人にケールとルッコラをたくさんもらってもらいました。

芽キャベツは塩をほんの少し振りかけてオーブンで焼いただけですが、おいしかったです。菜の花はサッと茹でて、クルミと醤油のドレッシングをかけて食べました。

今日の生き物と草花

作業が忙しくて写真は撮れなかったのですが、ホトケノザやナズナなど、野の花がとてもきれいでした。菜の花もきれいに咲いていました。

白菜の菜の花

畑ではないのですが、プランターで育てているビーツも無事冬を越しました。2 月に 3 週間ほど留守にしていて、家の中に置きっぱなしにしていたのですが、帰宅するとヨレヨレに萎びていて再起不能という感じでした。それなのに、水をやると一気に生き返り、その生命力に驚かされました。ビーツの実の部分は大きくなりませんでしたが、中でも大き目のものを食べてみると、生でも甘くておいしかったです。葉っぱの部分も栄養豊富なので、パスタなどに入れて食べました。まだ残っていたものは、あっという間にトウダチがはじまったので、それなら種を採ろうかと、そのまま育てています。

ビーツ
よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次