自然農を知ったきっかけ、実際に役に立った情報源

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自然農を参考にして野菜作りをはじめましたが、実地での経験は全くなく、自然農の存在を知ったのもインターネット、実際に野菜作りで参考にしているのももっぱら本や YouTube です。今回は、自然農を知ることになったいきさつに少し触れてから、野菜作りで利用している情報源をご紹介します。 

目次

自然農を知ったきっかけ

自然農について知ったのは、実はごくごく最近です。福岡正信さんの自然農法については聞いたことがあったものの、自然農やそれを確立した川口由一さんについては、全く耳にしたことがありませんでした。そんな自然農を知り、実践するまでに至ったきっかけは何だったのだろう? そう改めて考えたとき、ホールフーズプラントベースダイエット(詳しくはこちら)をはじめたことが発端だと気づきました。

2018 年、ホールフーズプラントベースの食事法に関する本に出会い、健康や食べ物に対する見方が大きく変化しました。それ以来、この食事法をよく知ろうと、それに関連する本を読んだり、ドキュメンタリー映画を見たり、Podcastを聞いたり、Youtube ビデオを見たり、さらには eCornell (米国コーネル大学のオンラインプログラム)の Plant-Based Nutrition Certificate コース(T. コリン・キャンベル博士による、プラントベース栄養学コース)を受講したりしてきました。その過程で気付いたことは、自分の健康を守るための食事法を選ぶことは、他の動物の命や環境に配慮することにつながり、さらには、生態系全体のバランスを保つことにもつながるということでした。

そんなホールフーズプラントベース についてリサーチするなかで、引き寄せられるようにしてたどり着いたのは、パーマカルチャーでした。パーマカルチャーは 1970 年代にオーストラリアのビル・モリソンとディビッド・ホルムグレンが提唱した、人と自然が共存できるサステイナブル(持続可能)な農的暮らしや社会をデザインする手法です。どうすれば環境に悪影響を与えることなく、人間が食べ、生きていくことができるのだろう? どのように手を加えれば、環境をバランスのとれた本来の姿に戻すことができるのだろう? パーマカルチャーでは、そのような疑問に対する答えを、自然をじっくりと観察することによって見つけ出します。そして、自然と人間とが共存できる最良の形で暮らしをデザインします。YouTube などを通して知れば知るほどパーマカルチャーの考え方に共感するようになり、オーストラリアのパーマカルチャーデザインを学ぶためのオンラインコースでも勉強しました。そのコースの受講中にメキシコに滞在していたのですが、たまたま泊まった Airbnb がパーマカルチャーを実践していたことにも、何か運命的なものを感じました。その宿には 8 か月ほど滞在しましたが、実際にパーマカルチャーを生活に取り入れている人に会ったのははじめてだったので、いろいろ勉強になりました。

自分で食べる野菜や果物をできるだけ自給したいという気持ちは以前からあったので、メキシコから帰国してからは、パーマカルチャーの考えを取り入れて自給自足のような生活をするのに適した場所はないかとリサーチをはじめました。調べに調べた結果、結局住んでみないことにはわからないということで、とりあえず今いる町にやってきました。それまでは パーマカルチャー についての情報源は英語のものばかりでしたが、日本で作物を育てるなら日本の情報を得た方がいいと思い、日本語での情報収集に切り替えました。そうすると、知らず知らずのうちに自然農の情報が目に入るようになり、自然の在り方を模して、草や虫を敵にせずに作物を育てる自然農のあり方に惹かれるようになりました。そして、パーマカルチャーと重なる部分も多いものの、日本で実践するには、日本生まれの自然農のほうが適していると考えるようになりました。また、リサーチする中で、日本では、自然農を実践している人がパーマカルチャーを実践している人よりも圧倒的に多いことから、情報を入手しやすいということも実感しました。

そうやって、ホールフーズブラントベースダイエットからはじまって、自然農を知ることになったのですが、 ホールフーズブラントベースもパーマカルチャーも自然農も、自らの健康に一番よい方法を選べば、動植物を含む地球環境全体に与える影響もおのずとプラスの方向に傾くことを教えてくれました。ミクロの方向で考えると、環境に配慮して自然を壊さないように作物を育てれば、土の中の微生物が豊かになり、そんな豊かな土で育った野菜や果物を食べれば、体内の微生物が豊かになります。一人ひとりの人間、そして地球全体が、すべてうまく循環し、全体の調和がとれた健康な状態に少しでも近づければ理想的ですね。

草だらけの畑

参考にしている自然農関係の本

ここでは、野菜づくりで実際に利用している本をご紹介します。自然農と言えばもちろん川口由一さんということで、まずは川口さんの本から。完全版 川口由一 自然農は、耕さず、農薬や肥料を用いずに作物が育つ仕組みから、基本的な野菜の作り方まで、理論も実践も学べる本です。また、川口さんが自然農にたどり着くまでの道のりや、川口さんの言葉も紹介されていて、自然農が単なる野菜作りの方法ではなく、人の営みすべてに関わる根本的な考え方なのだと気づかされます。

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誰でも簡単にできる! 川口由一の自然農教室は、同じく川口さんの自然農を紹介する本です。こちらは、上の完全版 川口由一 自然農よりも個々の作物についての説明が細かく、図もふんだんでわかりやすいので、初心者にはとても助かります。 

次は、竹内孝功さんの本です。竹内さんの栽培方法は、がちがちの自然農よりも気軽に取り入れられると思います。完全版 自給自足の自然菜園12カ月は、 竹内孝功さんの本の中でも、1 年間の作業の流れや作付け計画の仕方が特にわかりやすく書かれています。残念ながら、今は Kindle 版しか出ていないようなので、紙の本が欲しければ、アマゾンで出品者から高額で購入することになります。その理由で、私は図書館で何度か借りて読んだだけで、本は持っていません。竹内さんは、長野県で「自然菜園スクール」も開かれています。オンラインコースもあるようです。


野菜の植え合わせベストプランは、同じく竹内さんの本です。相性のいい野菜と悪い野菜がイラスト入りでわかりやすく書かれています。コンパニオンプランツ、後作、前作と、一体どこに何を植えたらいいのか、混乱しがちな初心者にぴったりな本です。


岡本よりたかさんの 無肥料栽培を実現する本は、上に挙げた本とは少し毛色が違い、自然の摂理に重点をおいています。雑草の処理の仕方や害虫の退治の仕方といったことではなく、そこになぜその雑草が生えるのか、なぜその野菜に虫がつくのかなど、根本的な理由を知ることの大切さを教えてくれます。新装版 続無肥料栽培を実現する本も出版されているので、是非近いうちに読んでみたいと思っています。

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参考にしている YouTube チャンネル

続いて、いつも見ている YouTube チャンネルをご紹介します。

まずは、ほぼ毎日見ている「島の自然農園」という山岡亨さんのチャンネルです。愛媛県松山市の興居島にある農場で営農されている山岡さんは、「自然農全国実践者の集い」の世話役を務められ、「愛媛自然農塾」で指導をされているそうです。営農されているだけあって畑も大きいので、うちの畑とは規模が違いますが、とても参考になるチャンネルです。基本的な栽培方法を学べるだけでなく、山岡さんご自身が、普段と違う栽培方法を検証されたりしていて、とても興味深いです。動画の最後には、いつも山岡さんのお話があるのですが、自然農は哲学だなと感じさせられます。また、山岡さんのサブチャンネル「自然農 日々の記録」は、タイトル通り、畑の日々のようすを見せてくれます。例えば、メインチャンネルで大根の種まき法、サブチャンネルではその大根がどうなっているのかが見られます。メインとサブの両チャンネルを見て、毎日勉強しています。

次にご紹介する「中谷自然農園」さんも愛媛です。大阪から移住されて、ご家族で農業をされているそうです。30 年以上の自然農のご経験から、ためになる情報を発信されています。

竹内孝功さんの「自然菜園LifeStyle」では、竹内さんが、作業のポイントなどを簡潔にわかりやすく教えてくれます。こちらは、長野県からです。

次は、川口由一さんのドキュメンタリー。これは日々の作業の参考にするというよりも、自然農の基本的な考え方を知るのに役立ちました。川口さん、いろいろ苦労されたようですが、今はとても穏やかな表情をされていますね。

最後は、愛知県西尾市から「ちょこっと自然農」というチャンネルです。こちらは実は最近見つけたばかりのチャンネルなのですが、これから少しずつ見ていこうと楽しみにしています。

今のところ、このような情報を頼りに野菜作りをしています。本や動画はたくさんの人々が経験から得た知恵の宝庫です。みなさんのお知恵を拝借して、少しずつよい畑にしていければと思っています。知識をシェアしてくださっている皆さん、本当にありがとうございます!

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