グリーンカーテン作成記録 6 (2022年10月21日)

Translate:

夏の間に台所に入る強烈な西日を防ぐためにグリーンカーテンを設置しましたが、寒くなって枯れてきたので撤去しました。苗を植えてからほぼ 5 か月半と、とても長い付き合いでした。はじめて育てたグリーンカーテンは、本来の機能としてはもう一つでしたが、花や緑が楽しめ、収穫もそれなりにできたので、十分に満足のいく結果でした。

目次

グリーンカーテンの撤収

10 月 13 日、葉っぱがすっかり黄色くなって花も咲かなくなったゴーヤをまず片付けました。刈り取り前の写真を撮り忘れたので、刈り取ったあとと刈ったゴーヤの残渣を撮影しました。ミニトマトもかなり葉っぱが黄色くなって、枯れてきているのですが、まだ実がついているので、赤くなるのを期待してしばらくおいておくことにしました。ゴーヤの残渣は、プランターに埋め戻して循環させたかったのですが、まだナスタチウムが咲いているうえに、種をまいたアブラナ科野菜などの芽も出ているので、埋め戻すことができませんでした。仕方がないので、畑に持って行って土に還すことにしました。

10 月 21 日、残っていたミニトマトも撤収しました。日々実を少しずつ収穫しながら、黄色い葉は落としていたので、今日刈り取るときには、すでにほとんど丸裸でした。最後に青い実を収穫して、お世話になったミニトマトに別れを告げます。刈り取った残渣は、細かく刻んで、ゴーヤ同様畑に持って行きます。

ミニトマトを刈り取ったあと、支柱やネット、それから窓に設置してあったサンシェードも撤去しました。ついでに、窓やその周辺も掃除して、ピカピカになりました。一か月早い年末大掃除です。ベランダ側に設置していたすだれやシェードも、寒くなって必要なくなっていたので、この機会に片づけました。これまでは、なるべく家の中に日が入らないようにしていましたが、これからの季節、どんどん日射しを取り込んで家を温めてもらわなければなりません。グリーンカーテンは、どちらにしてもすっかり枯れていたのですが、サンシェードを撤去したあとの台所は、ずいぶん明るくなって気持ち良くなりました。夏も冬も空にあるのは同じ太陽ですが、季節によって、感じ方が全く違うものですね。

グリーンカーテン用の不織布プランター 4 つは、まだそのまま置いてあります。ナスタチウムとスイートバジルの種取りをするためです。ナスタチウムはずっと花をつけ続け、今も細々と咲いています。でも、受粉がうまく行っていないのか、残念ながら種を付けている花はほんの少しだけです。貴重な種なので、大切に採種したいと思います。スイートバジルも白い花を咲かせています。病気にかかった植物の種はよくないのかもしれませんが……。ミニトマトとゴーヤの株元に種をまいた小松菜、春菊、ネギ、その他も残っているので、ほんの少しは育つかもしれないと期待しています。

収獲

ミニトマトは、きちんと数えていませんが、全部で 150~200 個程度の収獲でしょうか? 畑のものより小ぶりで実も少ないですが、日当たりなどの条件を考えると仕方ないと思います。雨が当たらないので、裂果が少なく、虫の被害は全くと言っていいほどなかったので、その点は素晴らしいです。ゴーヤは、あまり実がつきませんでした。全部で 6~7 個でしょうか? 収穫したものは、すぐに熟してオレンジ色になってしまいます。一度、輪切りにして干しましたが、天気が悪かったのでカビが生えてダメになってしまいました。苦みの少ないゴーヤということでしたが、なぜかかなり苦かったです。バジルは、畑のものと同様、おそらくメボウキべと病という病気にかかってしまったようで、夏の盛りに収穫できなくなってしまいました。プランターの空いているところにまいた小松菜や春菊の種は、発芽はしたものの、ほとんど大きくなりません。今のところ、ものすごく小さな小松菜を一つ収穫しただけです。収穫を狙ってまいた種ではないので、それはそれでいいのですが。

全盛期のグリーンカーテン

グリーンカーテンは、8 月末が全盛期でした。下の写真は、8 月 29 日に撮影したものです。葉っぱが窓をびっしり覆って室内に日が入らない、というほどの効果はありませんでしたが、それなりには遮光効果があったのではないかと思います。室内からサンシェード越しにきれいな葉っぱが見えるのも涼し気でなかなかよかったです。夏は窓を開けているので、目隠しになるという点でもとても役に立ちました。それから、花がきれいなことと、ゴーヤの花の香りがすばらしかったのも予期せぬおまけでした。

これっぽっちの緑でも、生き物は集まってくれます。クワガタやカブトムシ、蝶やトンボ、蜂やアブ、蜘蛛、カメムシ、蛾やその他の知らない虫。いろんな虫がやってきました。カエルは何匹か住み着いていて、今日も片づけをしているときに、三匹のカエルがピョンピョン飛び跳ねていました。行き場を失って少々気の毒ですが、周囲には土も草もふんだんな環境なので、困ることはないと思います。

今年のグリーンカーテンを振り返って

グリーンカーテンを設置することにしたのは、夏になると西日が入る台所がとにかく暑くて不快だったからです。はじめてのグリーンカーテンは、どのような素材でどのくらいの大きさのプランターをいくつ使うか、何を栽培するか、賃貸住宅なので、支柱をどうやって固定するかなど、いろいろ分からないことだらけで、調べるのがなかなか大変でした。今振り返ると、不織布のプランターは扱いやすくてよかったですし、大きさや数もちょうどよかったと思います。支柱を固定するのはなかなか難しかったのですが、なんとか面格子に取り付けることができて、わりとすっきりとした外観になりました。ミニトマトとゴーヤを選んだのも悪くなかったと思います。ゴーヤは、正直なところあまりおいしくはなかったのですが、西日にも負けずそれなりに窓を覆ってくれました。ミニトマトは、思った以上に大きく育ってくれて、ゴーヤが覆えない部分をカバーしてくれました。しかも収穫もできました。一緒に植えたバジルは、途中で病気になってしまいましたが、それまでは、欲しいときに収穫できて、とても助かりました。ナスタチウムは、びっくりするほどたくさん花をつけ、長い期間目を楽しませてくれました。食べられる花なので、お皿に飾って楽しんだりもしました。高冷地であたたかくなるのが遅かったのに加え、朝日が当たらず、西日が厳しいという悪条件だったので、窓を覆うほど茂ることはありませんでしたが、どの植物もよく検討してくれました。ありがとうございました!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次