今回は、マメ科(アズキ、インゲン、エダマメ、ラッカセイ)と、その他の野菜(オクラ、イチゴ、サツマイモ)の栽培記録です。失敗も多々ありましたので、来年の参考にしたいと思います。
参考に、畑と周辺の地図を載せておきます。
<マメ科とその他の野菜を植えた場所>
畝 1:ラッカセイの種
畝 3:ワイルドストロベリーの苗
畝 4:ツルナシインゲンの種
畝 5:アズキの種、ツルナシインゲンの種、ラッカセイの種
畝 7:アズキの種、エダマメの種、ツルナシインゲンの種
畝 9:オクラの苗、サツマイモ(べにはるか)の苗、ツルナシインゲンの種
畝 10:サツマイモ( べにはるか )の苗、ラッカセイの種
マメ科
余談になりますが、個人的には、豆はご飯のおかずとして食べるより、おやつがわりに塩茹でした豆(エダマメ、ラッカセイ、ダイズ)や、甘く味付けをした豆(黒豆、金時豆、小豆)を食べる方が好きで、つい食べすぎてしまいます(^^;) 私の場合、親元を離れてから、豆腐、味噌、納豆、豆乳などが日々の食卓にあがることはあっても、それ以外の豆を好んで日々の食事に取り入れることは、ほとんどありませんでした。ホールフーズプラントベース(WFPB、詳しくはこちら)ダイエットについて学んでいると、レギューム(legume)という英単語が頻出するのですが、意味が分からず辞書をひいたのを覚えています。マメ科の植物という意味です。WFPB ダイエットを知ることで、いろいろな種類の豆を毎日の食事にとりいれるようになりました。いつか、バラエティーに富んだ豆を自分で栽培し、保存できたらいいなぁ〜と夢を描いています。
国連の専門機関の一つ、国際連合食糧農業機関は、豆の社会認識を高めるため 2016 年を「国際マメ年」と定め、以下のようなプロモーションビデオを配信しています。ビデオは、国連で採択された SDGs(持続可能な開発目標)*に、豆がひと役かっていることを印象付ける内容になっています。
* 持続可能な開発目標(SDGs:Sustainable Development Goals)とは、2015 年の国連サミットで採択された、持続可能でよりよい世界に向けた国際目標です。2030年までの達成を目指す 17 のゴールは、169 のターゲットと 230 の指標から構成される、世界の ToDoリストです。地球上の「誰一人取り残さない(leave no one behind)」社会の実現を誓っています。
インゲン(つるなしインゲン)
野菜分類:マメ類
野菜科目:マメ科
種まき日:5/31、7/26
収穫期間:7 月中旬 〜 10 月下旬
収穫量:中程度
鳥獣病虫害:カメムシ、モザイク病?、葉焼病?
コンパニオンプランツ:サツマイモ
畝番号:4、5、7、9
マメ科の中でそれなりに収穫できたのがインゲン。うまく活着しなかったサツマイモのあとにスペースが空き、7月下旬に新たにインゲンの種をまいたので、長期収穫できました。アズキ、エダマメ、インゲンの種を同じ畝にまいたのですが、とてもよく似ていて最初はなかなか区別がつきませんでした。花が咲いてようやく、黄色の花がアズキ、白い花がインゲンであることがわかりました。エダマメは実がついたので、はっきり区別できるようになりました(^^;) 5月末に種をまいたインゲンは、はじめはとても順調に収穫できていましたが、7月末に草を刈り、8月の長雨が終わったあと状態が悪くなり収穫終了。7月末に種をまいたインゲン は、実がなりはじめた頃から葉が茶色になりましたが、1ヶ月程度は収穫できました。
アズキ(大納言)
野菜分類:マメ類
野菜科目:マメ科
種まき日:5/29、5/31
収穫期間:ー
収穫量:ゼロ
鳥獣病虫害:カメムシ、炭疽病?
コンパニオンプランツ:エダマメ(ダイズ)
畝番号:5、7
種を鳥に食べられないように豆の畝全体に防鳥糸を地上 10 センチ程度のところに張っておいたおかげか、それなりに発芽しました。その後は草に紛れながらも順調に育っていました。8月中旬に秋雨前線が停滞し長雨が続いて風通しが悪かったのか、何らかの病気(炭疽病?)が発生し、サヤが真っ黒に……。収穫まであと一息だっただけに無念……
防鳥糸
鳥は羽根が命なので、その大事な羽根を傷つける可能性のある場所には近づかないという習性を利用したもののようです。糸は見えにくいので、気付かずに近づいた鳥が羽根をぶつけ、その周囲をよく見えないけれど何かにぶつかって危険な場所として認識します。そして、次から近寄らなくなるということです。
5/29 #5 スイカとメロンの苗の間にラッカセイとアズキの種をまく 5/31 #7 写真左から一列にアズキ、エダマメ、インゲンの種をまく 6/1 #7 鳥に種を食べられないように防鳥糸をはる 6/6 豆類らしき芽ががでてきました 6/6 土をかぶっています 6/12 #7 写真左から、
アズキ、エダマメ、
インゲン6/15 #5? アズキ? 6/19 #5? アズキ??? 6/15 #7? アズキ? エダマメ? 虫がやってきたようです。
このまま育ったかは不明(^^;)7/8 #7
インゲン、エダマメ、アズキ
(葉がよく似ていて混乱)7/16 #5 畝の右側が
アズキ(左側はスイカ)7/16 #7
畝の右側がアズキ7/28 #5 畝の右側が
アズキ(左側はスイカ)7/28 #7
畝の右側がアズキ7/31 #7
畝の右側がアズキ8/19 #7 アズキのサヤがまっ黒に…… (/ _ ; )
エダマメ(早生)
野菜分類:マメ類
野菜科目:マメ科
種まき日:5/31
収穫期間:ー
収穫量:ゼロ
鳥獣病虫害:カメムシ、炭疽病?、斑点細菌病?
コンパニオンプランツ:アズキ、サツマイモ
畝番号:7、9
サツマイモの間にまいた種は、発芽しなかったか、草と間違えて刈ってしまったかのどちらかです。刈っていたらごめんなさい m(_ _)m インゲンとアズキと同じ畝にまいた種は、それなりに発芽しました。防鳥糸が鳥から種を守ってくれたようです。7 月末までは順調だったのですが、長雨のあとから病気が発生した模様。さらに、畝と畝の間にあった草(緑肥ミックス)を刈ったときに、そこに住みついていた大量のカメムシがエダマメに引っ越した可能性大!! 同じ畝の作物(アズキとインゲン)も病気が発生していたので、エダマメだけ残して他は全て刈ってみたものの、結局復活することなく収穫ができませんでした。
緑肥ミックス
竹内孝功さんの本で学んだ方法ですが、畝と畝の間に緑肥の種をまいています。使っている種は、つる新種苗店さんの市民農園用自然菜園緑肥 mix というものです。エンバク、イタリアンライグラス、クリムソンクローバーのミックスで、貸農園に適した一年草のみです。育つと益虫の住処になり、雑草を抑え、草マルチとしても使えます。
5/31 #7 畝左から一列にアズキ、エダマメ、インゲンの種をまく 5/31 #9 サツマイモ(べにはるか)の間にエダマメの種をまく 6/1 #7 鳥に種を食べられないように防鳥糸を張る 6/12 #7 中央がエダマメ 7/8 #7 中央がエダマメのはずですが、葉がよく似ていて混乱…… 7/16 #7 雑草と一緒に
スクスク育っています7/24 #7 実がなりはじめました! 7/28 #7 風通しをよくするために畝の雑草を刈ったようす 7/28 #7 たくさん実がついて期待できそう 7/31 #7 緑肥ミックスの上を刈り、
草マルチとして豆類の根本に敷いたようす8/25 畝 6 番から見た畑全体のようす。畝 7 番には、エダマメだけが残っています。
ラッカセイ(千葉半立)
野菜分類:マメ類
野菜科目:マメ科
種まき日:5/28
収穫期間:10 月中旬
収穫量:6 株から 200 個くらい収穫して、実際に食べられたのは半分くらい
鳥獣病虫害:小動物、ヒョウタンゾウムシ?
コンパニオンプランツ:サツマイモ、ミニトマト
畝番号:1、5、9
ラッカセイは何度も食べていながら、どのように実がなるのかよく知りませんでした。なので花が咲いてからは非常に興味深かったです(下記、実ができるまでの過程を参照)。収穫まで 6 ヶ月近く時間をかけて実るラッカセイ。地上では、大きな問題もなく育っていましたが、収穫間近になって、ある日一本枯れていました。たぶん小動物が食べたであろう殻が畑の隅に……。その後、他のものを収穫してみると、多くの実に黒い穴が……。 掘ったときに一度選別しましたが、そのとき、押して潰れてしまう実は土に還しました。それでも、茹でてから、穴が開いているものがたくさん見つかり、半分近くは食べることができませんでした。咲いた花の部分にできる柄が土に刺さり実をつけますが、最初に咲いた花と最後に咲いた花ではかなり時間差があるので、収穫時にまだ小さな実もたくさんありました。土寄せをすると、柄の部分が早く土にもぐって実をつけ始めるらしいので、次回は試してみようと思います。来年使う種として 20個ほど残し、今乾かしているところですが、残りはすべて茹でておいしくいただきました。ごちそうさまでした。
<ラッカセイの実ができるまでの過程>
1. 花が咲いて、翌日にはしおれる。
2. しおれた花の部分に、子房柄(しぼうへい)という、先が鋭くとがった柄ができる。
3. 伸びた子房柄は、やがて土に突き刺さり、土の中で実がなりはじめる。
5/28 #5 スイカとメロンの苗の間にラッカセイとアズキの種をまく 5/28 #1 ミニトマトの間にラッカセイの種をまく 6/11 #5 芽がでた! 6/11 #10 こちらでも芽が出ていました! 6/11 #10 いつの間にかこんなに育っていました! 8/6 #10
花が咲きました!9/25 #5 小動物が見つけて食べたようです 9/25 #10
葉っぱから鋭い柄が出て、土に刺さっています9/25 #10 たくさんの子房柄(しぼうへい)が土に刺さっています 9/25 #10
葉がモサモサしています9/29 #5 試し堀り 9/29 #5
大きな実もチラホラ10/2 #10 サツマイモの左側がラッカセイ 10/3 #10 少し枯れたところがでてきました 10/3 #5
動物が少し食べた株を引き抜いてみました10/3 茹で落花生にして
はじめての試食10/9 #10 黒い斑点が
でてきました10/9 #10
まだ花がさいています10/9 #10
もう一つ掘ってみました10/9 #10 意外にたくさん実がついています 10/9 #10 大きな実も! 10/18 #10 サツマイモを掘ったあと落花生だけが残っています 10/18 #10 黒い斑点が増えても花は咲いています 10/18 #1 ミニトマトの横で育っていたラッカセイ 10/18 #1 ミニトマトと
一緒に育ったラッカセイを掘ってみました10/18 #10
一株分のの収穫量10/19 茹で落花生
おいしかったです!10/21 #10 まだ全部は枯れていませんが…… 10/21 #10 最後に残った4株を掘ります 10/21 #10 これで 2 株 10/21 #10 ラッカセイと掘り忘れのサツマイモを収穫
アオイ科
オクラ(五角オクラ)
野菜分類:果菜類
野菜科目:アオイ科
苗:4 本購入
定植日:7/26?
収穫期間:8 月下旬 〜 10 月上旬
収穫量:極少量
鳥獣病虫害:アブラムシ
コンパニオンプランツ:マリーゴールド
畝番号:9
今となってはどの畝か定かではないですが、5月下旬から6月上旬に種をまきました。そして、芽が出なかったのか、はたまた雑草と一緒に刈ったのか、どこにもオクラらしき植物は見つかりませんでした……。そんなわけで、4 本苗を購入し、サツマイモの横に植えました。順調に育っていましたが、葉の裏にアブラムシの卵のようなものを発見!すぐに取り除き、木酢液、焼酎、酢を混ぜたものを水で薄めた液(自然菜園LifeStyleで紹介されていたストチュウ水)で葉を洗ってみました。しばらくよかったのですが、その後、葉っぱが枯れて弱ってしまいました。
7/8 オクラ? 7/26 #9 サツマイモの横にオクラの苗を定植 8/1 #9 順調! 8/3 #9
大きくなってきました8/19 #9 サツマイモと雑草にまぎれています 8/25 #9 雑草と一緒に、オクラを一本刈ってしまった! 8/25 #9 花と実 8/25 #9 収穫サイズ! 8/25 オクラ一本……
はじめて収穫しました!9/10 #9 直立不動! 9/10 #9 うすい黄色がとてもきれいです 9/25 #9
実もうつくしいです9/25 #9 一本は葉っぱがどんどん枯れていきます 9/25 オクラ 2 本収穫 9/28 #9 オクラ 10/3 2 本だけですが、
さっと茹でておいしくいただきました!10/12 #9 ほとんど葉っぱがないですが、実が大きくなっています 10/14 まだ花を咲かせています 10/24 #9
種として残すことにします!10/27 #9 かろうじてしがみついているオクラから種が取れたらおなぐさみです(^^;)
バラ科
ワイルドストロベリー
野菜分類:果実的野菜
野菜科目:バラ科
苗:1 本購入
定植日:5/24
収穫期間:2022年春の予定
収穫量:2022年春の予定
鳥獣病虫害:特になし
コンパニオンプランツ:ネギ
畝番号:3
ワイルドストロベリーは、植え付けた時期が遅かったので、来年まで収穫はおあずけです……。手のひら程度の大きさだった苗が、今では 1 メートル四方に広がり大きな問題もなく育っています。10 月に普通のイチゴも植えたので、来年の春が楽しみです。
5/25 #3 6/3 #3 間違って踏みつけてしまったけど
大丈夫かな? 心配……7/19 #3 とても元気そうです 9/17 #3
隣の畑まで入りそうなくらい広がっています10/21 #3
涼しくなってますます元気で、さらに広がりました。
ヒルガオ科
サツマイモ(べにはるか)
野菜分類:イモ類
野菜科目:ヒルガオ科
苗:20 本を貸農園で購入
定植日:5/28(10 本)、5/31(10 本)
収穫日:10/2(試し堀り)、10/10(全て収穫)
収穫量:約 40 個
鳥獣病虫害:ヒョウタンゾウムシ ?
コンパニオンプランツ:赤シソ、エダマメ、ラッカセイ
畝番号:9、10
これでいいのかと半信半疑で苗を植えたサツマイモ。約半分の苗は、活着せず朽ちて自然に還りましたが、試し掘りをしたら大きなサツマイモがゴロゴロっと出てきてびっくり!!! 大好きなサツマイモは、特別枠で別に記事を書いていたので詳しくはこちら↓。