今年の春は、3 月に異常なほどに気温が上がりましたが、このところ、通常の気温に戻ってきたようです。朝はかなり冷え込む日があり、霜注意報もよく出ています。来週半ばまでは朝の気温がかなり低めなので、霜はまだ何度か降りそうです。ジャガイモは霜に弱いということで気を付けていましたが、少し被害が出てしまいました。
ジャガイモの霜被害
ちょうど一週間前、ジャガイモの霜対策として、出てきた芽に土や草をたっぷりかけました。しかし、十分だと思った被覆は、ジャガイモの成長に追い付かなかったようです。伸びすぎて草から飛び出した一部の芽が霜にやられています。そうはいっても、多くの株は、土と草で十分守られていたので、幸い被害は最小限です。今日は、伸びた茎の周りに土を寄せて、さらに厚く草で覆いました。日が当たらなくなってしまうのですが、霜で枯れるよりはマシなはずです。来週の月曜日から木曜日までは最低気温が一桁なので、それを乗り切れば一安心というところでしょうか。
種まき
もうすぐ 5 月ということで、早速ウリ科の種をまきました。オレンジ小玉スイカとカボチャです。どちらも育苗はしていますが、直まきの方が丈夫に育ちそうなので、育苗している分は予備のつもりです。少し前に畝の上に土を盛り上げて作ったクラツキの上に種をまきました。
ラディッシュの種もまきました。スイカの近くなので、ウリハムシよけになるでしょうか? トマトの支柱の下には、青ジソ、ディル、マリーゴールド、パクチー、スイートバジルの種をまきました。トマトが育てば日陰になってしまいますが、移植できるものは移植しようと思っています。
その他の作業
去年から家でコンポストをしているのですが、最近分解速度が遅くなってきたので、土を入れ替えることにしました。畑にまくつもりで、ここ何日かはほとんど何も入れないようにしていたので、それなりに分解はされているはずです。養分が必要なカボチャとスイカの畝の脇にまいてみました。代わりに畑の土を少し持ち帰り、それにもみ殻燻炭と腐葉土を混ぜて新しくコンポストの基材とします。去年もコンポストに使った土を畑にまきましたが、今日、その中に残っていたカボチャの種から発芽したと思われる芽を発見しました。また、冬の間、コンポストの中身を 3 か月ほど袋に詰めて嫌気発酵させ、それを育苗倍土を作るときに混ぜたのですが、育苗中のポットからもカボチャはどんどん発芽してきました。まいたはずの種とは違う、とても大きな芽が出てくるのでびっくりします。カボチャの生命力はすごいです。
それぞれの野菜の現状
麦類は順調に実ってきました。穂のようすがさまざまで興味深いです。
イチゴは、とてもたくさんの花をつけています。これが全部実れば大収穫ですが、きっとそうはいかないのでしょうね。すでに、イチゴらしい形になってきたものもあります。
赤そら豆は、小さな莢がたくさんついてきました。株自体は、どうしたのかというくらい小さいままなのですが、少しでも収穫できればうれしいです。葉先が黄色いので、養分不足かもしれませんね。
タマネギは、一週間前と比べて大きさは変わらないような感じなのですが、上に伸びてきたようなので、もしやとう立ちしてしまうのではないかと恐れています。それでも少なくとも去年よりは大きいので、ある程度食べられればそれで良しとしなければいけませんね。
3 月に種をまいた葉物野菜は、それなりに成長しているようです。ほうれん草とサニーレタスは、虫食いもなくとてもきれいです。小カブと小松菜は、やはり虫食いだらけですが、全滅させられることはなく、何とか生き残って成長しています。
3 月 6 日に種をまいて二か月近くになるニンジンは、やっと順調に成長しはじめました。オオサヤエンドウは、ほとんどダメになってしまいましたが、残っているほんの数株は元気そうです。
去年の春に種をまいたローマンカモミールは、一年たって、やっと力強く葉を伸ばし始めました。ほとんど消えそうになりながらもなんとか生き残ってここまで大きくなってくれて、ほんとうにうれしいです。花が咲くのが待ちきれません。通路にまいたアフリカンマリーゴールドも順調に発芽しています。踏みつけそうな場所なので、十分気を付けなければなりません。
本日の収穫
今日の収穫は、いつもどおりのケール二種、菜の花、ニンジンです。葉物野菜が不足する季節、緑のものが収穫できて助かります。
今日の生き物と草花
白い小さなイチゴの花がたくさん咲いていました。普通のイチゴもワイルドストロベリーも花盛りです。蜂はまだ見かけませんが、ハナアブを見かけたので、きっと受粉を手伝ってくれていることでしょう。