2022.10.27 畑の記録「霜で凍った夏野菜の片付け、タマネギとニラの定植」

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朝晩はすっかり冬ような寒さで、早朝の農作業がつらくなってきたので、今朝は 9 時からスタートです。暑くもなく寒くもなく、気持ちよく作業できました。今日は、何度か霜が降りてすっかり凍った夏野菜を撤去します。先日購入した、タマネギとニラの苗の定植もします。

気持ちのよい青空です。
目次

夏野菜の片付け

寒い日が続いています。昨日散歩に行くと、外は霜で真っ白でした。まだ氷点下の日はありませんが、すっかり冬のような寒さです。今朝は遅い時間に畑に行ったのでわかりませんが、この寒さでは、また霜が降りていたのではないかと思われます。

まだ刈らずに残してあったステラミニトマトとマッツワイルドチェリートマトは、すっかり霜でダメになっていたので、すべて片付けました。脇芽を挿し木して育てた株は、すっかり凍った感じでもなく、大きめの実がついていましたが、株元にたくさんの実が落ちてしまっていました。残っている実を収穫しようと手で触ると、簡単にポロっと落下してしまいます。とにかくある程度大きな実を色に関わらず収穫したあと、株元からすべて刈り取りました。

前回グリーンピースの種をまいた畝にまだ残っていたミニトマトも刈り取りました。ついでに、支柱を縛っていた麻ひもが劣化して緩んでいたのでしっかりと縛り直しました。春になったらグリーンピースがつかまることができるように、下の方には麻ひもを張りました。その麻ひもに、刈り取ったパレルモなどの残渣をひっかけて、霜よけにしました。葉っぱは落ちてしまうと思われるので、どれほど霜よけになるかわかりませんが、なんでもやってみなければわかりません。帰ってから、ひっかけた残渣は、風で飛ばないように支柱に固定したらよかったと思いつきました。次回の課題です。

とうがらし類は、残っていた多くの実が霜で凍っていました。ミニトマトと違い、背が低めで葉っぱも残っているので、場所によっては、風よけや霜よけになるのではないかと思い、そのまま残すことにしました。秋冬野菜の日照の妨げになるものは刈り取ったのですが、上に書いたように、グリーンピースの霜よけとして利用しました。

タマネギとニラの定植

先日ホームセンターでタマネギとニラの苗を購入したので、今日はその定植をします。

タマネギは、ターボという中生種です。養分を多く必要とするらしいタマネギは、地力のないうちの畑では難しいと思いますが、ほんの少しだけ試してみます。購入した苗は、ポットに 14 本入っていました。細めの苗なので、ちょっと心配な感じではあります。 まとめて植えられているので、ばらして一本ずつ定植します。定植した苗の周りにもみ殻燻炭と米ぬかをまき、その上に草マルチをして水をやりました。サツマイモの跡地ですが、北側にはつるなしインゲン、南側には枝豆があったので、それなりに養分があるのではないかと想像しています。

ニラは簡単に育てられる上に、どんどん増えると聞いていたので、前から植えたかったのですが、いつも時期を逃していました。本来は春が定植時期と思われますが、ホームセンターで 30 % 引きで売られていたのでつい買ってしまいました。ポットには数本入っていましたが、うまく分けられそうになかったのでそのまま一緒に植えました。寒いですが、うまく根付いてくれますように。

寒くなっても虫の被害

レッドロシアンケールの葉っぱにカラフルなイモムシがついていました。ツマジロクロハバチの幼虫に似ていますが、アブラナ科の植物を食べる虫ではなさそうなので、違うのかもしれません。葉の裏を見てみると、アブラムシや何かの卵のようなもの、そのほかの虫もついていました。

葉っぱを食べられたニンニクを発見しました。根元に虫がいないかと、草マルチをはがしてみると、かなりショッキングな光景が……。黒い小さなイモムシが大量にグネグネと動き回り、まるで土が動いているかのようです。ヨトウムシだろうかと思って帰ってから調べてみると、どうもケバエの幼虫に似ています。そういえば、春にケバエが大量発生していました。幸い、ケバエの幼虫なら特に害はないようです。でも、ニンニクは現にかじられています。よく思い出してみると、捕獲した虫の中に白っぽい違う虫が一匹混ざっていました。一匹なのであまり気にしなかったのですが、その一匹が犯人だったのかもしれません。写真を撮らなかったので今ではもうわかりませんが……。少なくとも、あの大量の虫は、ニンニクの虫食いとは関係ないのでしょうね。冷静に考えてみると、あんなにたくさんの虫が犯人なら、ニンニクはとっくに全滅しているはずです。

種取り

今日は種取りもしました。白インゲン豆は、先日少しだけ種を採りましたが、今日もほんの少しだけ。よく見ると、一部はカメムシに汁を吸われたあとがあるので、種として使えるのかどうかわかりません。たくさんあったホーリーバジルも、霜に当たって全滅しました。幸い一部はすでに種ができていたので、採種することができました。マリーゴールドの種もたくさん採りました。コンパニオンプランツとして優れているうえに、長い期間にわたって花をつけてくれるマリーゴールドは、畑には欠かせない花です。昔は嫌いな花だったのですが、畑をはじめてから好きになりました。霜が降りても、まだ花を咲かせているたくましさも素晴らしいです。

それぞれの野菜の現状

アブラナ科の野菜は、元気なものもあれば、霜で白く変色したものもあります。雲仙赤紫大根は、密植気味のところは元気そうですが、株間が広めのところは、葉っぱが変色し、ロゼット状になっていました。カラシナは、葉っぱが一部白くなってしまいました。成長も止まっているようです。大蔵大根は、とにかく元気です。密植になっているので、間引かなければなりませんが、もったいなくてそのままにしています。虫の被害でもうダメかと思ったタケノコ白菜は、元気に育っています。9 月の初旬に種をまいた壬生菜は、小さいながらもとてもきれいな葉っぱです。

大麦はだんだん大きくなってきました。まだ早いかもしれませんが、今日、軽く最初の麦踏みをしてみました。種から育てたラベンダーは、とても元気そうです。地下には立派な根が張っているのでしょうね。冬を越してくれるよう期待しています。イチゴは、寒くなって元気になってきたようです。同じ畝のニンニクは、少し葉っぱが変色してしまいました。その畝の端には春に種をまいたディルが生えていたのですが、秋にこぼれ種が発芽し、結構大きくなってきました。寒さには強いようですが、何度も霜に当たるとやはり駄目ということなので、残念ながら、ここの冬は生き残れないはずです。

本日の収穫

雲仙赤紫大根がかなり込み入っていたので、間引きをしました。抜いてみると、それなりに大きくなっているものもありました。ほんのり赤いきれいな大根です。3 日前にキアゲハの幼虫をつれてきたニンジンには、今日は幼虫が二匹とも見当たりません。蛹になったのかと、近くにあったナスなどを調べてみましたが見つかりませんでした。少し遠くまで行って蛹になったのかもしれません。前に二匹がいたニンジンのうちの一本は、葉っぱがすっかりなくなっていたので、もうダメかもしれませんが、ここのニンジンはフサフサのままです。一本間引いてみると、小さいながらもきれいなニンジンができていました。夏野菜は、最後の収獲となりました。青いミニトマト 100 個ほど、伏見甘長とうがらし、枝豆少々、捨てきれなかったマイクロナス。夏野菜以外は、ルッコラ、サニーレタス、タイム、ローズマリーを収穫しました。最近天気が良く、空気も乾燥しているので、ハーブを干すのに最適です。

ところで、少し前に収穫したサツマイモがそろそろ甘くなってきたのではないかと思い、蒸して食べてみました。小さいものを選んで蒸したのですが、甘くておいしかったです。それを二日ほど干してみると、さらに甘みが凝縮されて、よりおいしくなりました。少ない収穫でしたが、今年もおいしい紅はるかが食べられてよかったです!

収穫した小さなべにはるかは、甘くておいしかったです。

今日の生き物と草花

作業の途中に、ふと下を見ると、腰にぶら下げていた収獲用の袋にカマキリがくっついています。寒いのにまだ頑張っているようです。是非虫から守ってもらいたいタケノコ白菜のところに連れて行きました。テントウムシも活動しています。わずかに残ったホーリーバジルの花には、ヤマトシジミが器用にぶら下がっていました。畑の花も生き物もだんだん数が減ってきて、ずいぶんさみしくなりました。

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