2022.08.25 畑の記録「夏の実り」

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昨日の夜は大雨警報が出ていました。1 時間に 100 ミリ以上というものすごい雨量だったようですが、幸い、私が住んでいる地区も畑がある地区も少し降っただけですみました。今後も毎日雨の予報が出ているので、今朝、ちょっとやんでいる間に収穫してきました。今年の夏は実りが多く、畑に行くのが毎回楽しみです。

目次

ウリ科のようす

小玉スイカは、一番状態がいいものは、じわじわ成長しているようです。これは、間引くはずのものを捨てきれずに移植したものです。もう一株同じく捨てきれずに移植した株がありますが、そちらは今赤ちゃんスイカができています。少し遅いですが、小玉なので今からでも間に合うのではないかと期待しています。ところで、前回ツルを切ってしまって仕方なく収穫した小さなスイカは、直径 9 cmしかありませんでしたが、食べてみるとちゃんと熟して甘かったです。 種も黒かったので、あれで完成形だったのですね。せっかくのスイカなので、皮もぬか漬けにしました。

カボチャも思わしくありません。それなりに成長しているのは 2 種類各 1 株なのですが、そのうち 1 株は、実がついても小さいまま腐ってしまって大きくなりません。もう 1 株は、一つだけ実がついていて、これは少しずつ成長しているようです。カボチャは、広い畑で放任栽培しているのをよく見かけますが、どこの畑でもどんどん育って、ゴロゴロと実がなっています。うちの畑では、去年も失敗。一体何が原因なのでしょうか? 蜂などの虫はたくさんいて、花の中に潜り込んでいるのもよく見かけるのですが、それでもやはり受粉ができていないということもあるのでしょうか? とにかく、一つだけでもうまく育ってくれますように!

きゅうりは、どの株も葉っぱが病気にかかっています。離れた場所に植えたものも病気です。とりあえず特に悪そうな葉は除去しましたが、今後どうなるのでしょうか? 遅い時期に種まきをして、まだ 2 本しか収穫していないので、なんとか持ちこたえてもらいたいものです。

5 月に、甘くない品種のトウモロコシ(甲州トウモロコシ)の種をまきましたが、スイートコーンを栽培している周囲の畑のトウモロコシと交雑して迷惑になるといけないので、出てきた雄花は素早く切り落としていました。そういうわけで、受粉はしていないはずですが、ついている実がけっこう大きいので、中身がどうなっているのか見てみようと、皮をむいてみました。そうすると、ところどころ実がついています。近所の畑の花粉が飛んできて受粉したのでしょうか? そうだとすると、うちの花粉も飛んでいたはずなので、雄花を切っておいてよかったです。トウモロコシは収穫できませんが、インゲンの支柱としては、とても役に立ってくれています。

雄花を切っていたのに受粉した甲州トウモロコシ

マメ科のようす

トウモロコシを支柱として、インゲンがぐんぐんとツルを伸ばしています。インゲンの重みでトウモロコシの茎がたわんで、まるでアーチのようになっています。

枝豆は、少しだけ莢が膨らんできました。ペラペラの莢はたくさんついています。今のところ、カメムシは、ほとんど来ていないようです。枝豆の近くにしゃがむと、カメムシ除けに植えたミントの強烈なにおいがするので、それが効いているのかもしれません。ところで、枝豆は数か所に時期をずらして種をまきましたが、ほとんど同じころに花をつけました。枝豆の収獲適期は短く、ほんの数日のうちに収穫しなければならないようなので、全部一気に実ったらとても食べきれる量ではありません。そんなうれしい失敗は大歓迎ですが、実際はどうなるのでしょうか……楽しみです。

少し莢が太ってきた枝豆。下にはたくさんの小さな莢がついています。

種まき

今日は、カツオナの種まきをしました。カツオナはアブラナ科の葉物野菜ですが、実際には見たことも食べたこともありません。以前、Youtubeで島の自然農園さんが紹介されているのを聞いておいしそうだなぁと思った野菜で、種苗交換会に出ていたのでいただきました。福岡県で伝統的に作られてきた野菜らしいです。かつおだしがいらないほど旨味があるということなので、動物性食品を採らないホールフーズプラントベースダイエットにはピッタリな野菜ですね。どんな味なのか、とても楽しみです。

それぞれの野菜の現状

大蔵大根の本葉が出ました! 場所によっては虫の被害があるアブラナ科ですが、大蔵大根に関しては今のところとてもきれいです。タケノコ白菜も本葉が出ています。なにやら斑点が出てあやしいかんじですが、病気でしょうか? チンゲン菜も本葉が出ていますが、虫食いがひどいものもあります。防虫ネットなどをかける予定はないので、早く安心できる大きさまで成長してもらいたいものです。

その他、最近種をまいたニンジンやケール、レタス、小松菜、壬生菜、春菊などは、どれも順調に発芽しています。収穫中の野菜も成長中の野菜もおおむね良好です。

本日の収穫

今日もたくさん収穫できました。夏の実りはカラフルで美しいです。いかにも栄養豊富な色とりどりの野菜は、食欲をそそります。ミニトマトは、ステラミニとマッツワイルドチェリーは少し落ち着いてきましたが、イタリアンミニトマトが最盛期です。タバコガにも何個かおすそわけしましたが、今日は合計約 190 個。まだまだ採れそうで頼もしい限りです。パレルモは、今日も大きいものが 2 つ採れました。前回収穫したものは、味をつけるのがもったいないので、生でそのままかじりました。真っ赤で肉厚のパレルモは、甘みの中にほんのり酸味があり、自分たちの畑でできたということを差し引いても、とてもおいしかったです。種を採ったので、また栽培したいと思います。オクラ、つるなしインゲン、伏見甘長とうがらしもきれいなものが採れました。キュウリは二つ目の収獲です。ブルームと言われる白い粉が付いたタイプのキュウリですが、この粉は、病気や蒸発から身を守るためにキュウリが出す物質だそうです。ケールも少しずつ収穫できるようになってきました。この前は久しぶりにケールスムージーを作りましたが、これからもっと頻繁に楽しめそうです。ルッコラとカラシナも少々採ってきて、サラダに少しだけ入れました。大量に入れると癖が強いので、ほんの少しが秘訣ですね。スイートバジル、ホーリーバジル、スペアミントも収穫しました。

今日の生き物と草花

収穫物だけでなく、畑の花もカラフルです。赤、白、黄色、ピンク、オレンジ、紫と、さまざまな色の花が咲いています。隣の畑との境界に植えたヒマワリが 8 月の終わりになってやっと咲きましたが、背が低いだけでなく、花びらも小さい感じです。巨大なヒマワリとは違い、その控えめな姿は、それはそれでかわいらしいですが。

前回も見たキリギリスの幼虫のような虫をまた見ました。キリギリス科だとは思いますが、詳しくはわかりません。二匹見ましたが、種類が違うようです。

種をつけたディルに、カメムシが群がっています。ほとんどアカスジカメムシのようですが、たまに他の種類もまじっています。さまざまな齢期のアカスジカメムシが見られるので、アカスジカメムシファンなら見逃せないスポットです。

今日も肢を一歩失ったショウリョウバッタを見ました。大きさが違う 2 匹です。どちらも前に見たものよりは小さかったので、違う個体のようです。家では、後肢 1 本のキリギリスも見ました。肢を失くすことは、どうやら珍しいことではなさそうです。後肢は 1 本しかなくても、結構いい跳躍をしていました。しかし、どれも左後肢を失っているのは偶然でしょうか?

畑の住民ナガコガネグモは、3 日前と同様に、巣に獲物がかかっていませんでした。ずっと食べていないのか、見違えるほどスリムになっていました。

8 月 16 日に見つけた 謎の卵。確認してみるといくつか孵化したようです。あるいは食べられたのか……。

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