脳の不思議について考えさせられる本

2023年5月24日2023年9月27日

今回は少し趣向を変えて、食生活や自然農とは一見かかわりのないような分野の本の紹介です。一見関係ないようでありながら、ホールフーズプラントベースのつながりで自然にたどり着いた分野なので、実際には、根っこの部分で大きく関連しています。本の紹介と言っても、それぞれの本については、下手な解説抜きで列挙するにとどめます。

はじめに

ホールフーズプラントベースのことを知り、詳しく勉強すればするほど、毎日何気なく口にする食べ物が健康にどれほど大きな影響を与えるかということはもちろんですが、体の健康状態が心に与える影響、そして逆に、心の健康状態が体に与える影響が想像以上に大きいことを改めて認識するようになりました。食生活の改善は、健康を取り戻すためのもっとも簡単な手段であり、最初に取り組むべき課題であることは間違いありませんが、もしも心が健康でなければ、本当の意味での健康は得られません。また、心に問題を抱えたままでは、せっかく食生活を改善しても、なかなか健康効果が得られず、継続する意義が感じられなくなってしまいがちです。ホールフーズプラントベースを支持するドクターの多くは、食事だけでなく、ストレスマネージメントなど、精神面のケアも同様に重要視しています。ブルーゾーンに住む人々が健康に長生きできるのも、生きがいや良好な人間関係など、食べ物以外の要素が重要な役割を果たしているのは明らかです。

ストレスが体に与える影響については、近年耳にする機会が増えてきました。私自身は、ホールフードプラントベースダイエットを取り入れてから、心と体の関係に関する情報がこれまで以上に目につくようになりました。そんな中、さまざまな本を読み、映画やその他の動画を視聴し、オーディオブックを聴くうちに、人間の一番の特徴である大きな脳、ひいてはものを考える能力が、人の健康におよぼしてきた弊害について、ますます考えさせられるようになりました。その反面、思考パターンを変えることで、病気を治すことが可能であることも知りました。また、人の思考パターンは、周囲の人々の言動や環境により、生まれて数年のうちに知らず知らずのうちに作り上げられたものであり、その思考パターンが「私」という人格をつくり出してることを学びました。そして、人は、人間の能力の一つに過ぎないはずの「思考」を「私」そのものであると錯覚してしまっていることを知りました。同様に、時間や空間の概念、その他今まで当然と思っていた多くのことが、ただの思い込みであったことにも気付くようになりました。相反するものと思われた科学とスピリチュアリティとの境界が取り除かれつつある昨今、同じように感じている人は多いのではないでしょうか？　

私が読んできた本の中で、これまでの常識を覆し、根本的な考え方や生き方を見直すきっかけになるかもしれないような本、特に人の脳の不思議について考えさせられるような本を何冊かご紹介したいと思います。日本にも良書はたくさんありますが、私がたまたま目や耳にする情報に英語のものであることが多かったため、今回ご紹介する本はすべて海外のものです。私自身は和訳を読んでいないものもありますが、日本語版が存在する書籍を選びました。英語のわかる人、または英語を勉強している人は、是非原書を読んでみることをお勧めします。私は、特に英語の本については、読まずに聴く方が楽なので、オーディブルで聴くことがほとんどです。オーディオブックは、料理や掃除をしながらも聴くことができるので、非常に便利で、ほぼ毎日何かしら聴いています。

ブルース・リプトン

「思考」のすごい力心はいかにして細胞をコントロールするか – 2009/1/19
ブルース・リプトン

「思考」のすごい力心はいかにして細胞をコントロールするか

¥1,980 （2023/05/17 10:17時点 | Amazon調べ）

脳の不思議について考えさせられる本

Translate:

はじめに

ブルース・リプトン

ジョー・ディスペンザ

リン・マクタガート

パウロ・コエーリョ

ダン・ミルマン

ジル・ボルト・テイラー

エックハルト・トール

おわりに