だんだん最低気温一桁の日が減ってきました。山には藤が咲き、新緑がきれいです。今日の日の出は 4 時 50 分。明るくなるのが早くなってきました。昼間は暑くなりそうなので、日の出の時間に合わせて畑に出かけました。
霜の被害
先月のことですが、4 月 28 日に霜が降りました。不織布のトンネル内の苗床に夏野菜の種をまいていましたが、やっと出た芽は霜でほぼ全滅です。不織布をかけているのに、たった一回の霜でやられてしまうなんて予想外でした。同じトンネル内でも、寒さに強いレタスとネギは無事でした。苗床以外にも、3 月から 4 月にかけて種をまいて発芽したアブラナ科その他の芽もすっかりやられてしまい、春の種まきはやり直しとなってしまいました。その後、5 月に入ってからも最低気温 4 ℃の予報が出ている日がありましたが、その日は幸い風が強く、湿度も低かったので、霜は降りませんでした。去年は 10 日ごろに、定植したトマトなどがやられる遅霜がありましたが、今年はおそらくもう霜が降りることはなさそうです。
ということで、今日はトマトの定植です。
トマトの定植
3 月 20 日に種をまき、家で育苗していたトマト三種(ステラミニトマト、黄ミニトマト、アーミッシュ)のうち、大きくなっているものだけ定植しました。発芽が遅れてまだ小さいものは、もう少し大きく育ててから定植します。
支柱が不足していたので、3 年ほど使った古くて折れそうな竹を使って、トマト用の支柱を組みました。それなりにしっかり立てられたので、秋まで持ちこたえてくれるといいのですが。
明日は雨で、その後も雨の日が多そうです。あと 3 日ほど最低気温が 10 ℃を下回ることがありそうですが、その後は暖かくなる予報なので、まずまずの時期に定植できたのではないでしょうか。


サトイモの定植
4 月 24 日、サトイモを定植しました。種芋は、去年収穫して畑に埋めてあったものを使いました。冬の間、ある程度風雨を遮る目的で、チガヤで作った屋根を付けていましたが、掘り起こしてみると、一部とろけてダメになっていました。一緒に埋めてあったヤーコンは、しばらく前に定植しましたが、それも少しだけ腐っていたので、土中が湿りすぎていたようです。それでも、種芋は十分ありました。

サトイモは、乾燥を嫌うので、湿りのある場所で育てたいのですが、どこがいいのかもう一つわからなかったので、三か所に分けて少しずつ定植しました。30 センチほどの穴を掘り、その中に種芋を埋めて少しだけ土をかけ、芽が出たら、成長に合わせてさらに土をかぶせて行きます。自然農では、土寄せをする代わりに、このようにして栽培すると習いました。ウコンの種も手に入ったので、サトイモの畝のわきに植えてみました。ウコンの栽培は初めてです。


ズッキーニの定植
4 月 15 日に種をまいて育苗していたズッキーニを 4 月 30 日に植え付けました。徒長気味だったので、少し深植えしました。そして、寒さとウリハムシから守るために、米袋のあんどんで囲っています。5 日経った今日、特に問題はなさそうです。



種まき
今日は、オカヒジキ、ホーリーバジル、ディル、チンゲンサイの種をまきました。4 月 28 日には、霜でやられたビタミン菜や春菊をまき直し、それ以外にもオクラ、トウモロコシ、きゅうり、かぼちゃ、ラディッシュ、ハト麦などの種をまき、ショウガを植え付けました。

レタスの定植
不織布トンネル内の夏野菜の苗床に 3 月 26 日に種をまいたロメインレタスは、順調に発芽して、元気に育っています。かなり込み合ってきたので、トンネルから出して定植することにしました。何か所かに分けて植えましたが、今日は暑くなるので、萎れてしまわないか少し心配です。本来ならば夕方涼しくなってから定植するのがいいのですが、私の場合、畑は朝にしか行かないので、作物にとっては過酷な条件になってしまいます。


発芽・生育状況
4 月 4 日に植え付けてなかなか芽が出なかったジャガイモ。少し出たと思ったら霜でやられてガッカリでしたが、今日見てみると、立派な芽を出していました。次回は芽欠きをしようと思います。3 月に植え付けたキクイモも発芽していました。


霜よけ代わりの防虫ネット内は、レタスとホウレン草だけが育っています。ほかにもいろいろ種をまきましたが、モグラの活動でダメになりました。ホウレン草は、私の畑では、また地力が足りないようで、まともには育ったためしがありません。今回はどうでしょうか? レタスは元気に育っているので、少しだけ移植しました。


スナップエンドウやキヌサヤも元気です。今日は、支柱に麻ひもを張ったり、立ててある笹を足したりと、これからの成長を期待して準備しました。赤ソラマメは、一つだけ芽が出ているのを先日発見しましたが、今朝は、あと二つ出ているのを見つけました。ただし、成長が悪く、病気にもかかっているようです。


ニンジンは順調に育っています。もう一か所にも種をまきましたが、そちらは乾燥して、ほとんど芽が出ていません。順調な方の畝は、夏にまいたニンジンもよく育ったので、ニンジン向きの畝のようです。

それぞれの野菜の現状
ルバーブがどんどん育って、白い花を咲かせています。草丈は 1 メートルを超えています。家に帰って調べてみると、花が咲く前に、花芽を摘まないといけなかったようです。花に養分をとられて茎が成長しないとか。手遅れかもしれませんが、どうしても食べたいわけでもないので、まぁ気にしていません。


冬の間に挿し芽をして発根させ、春に畑に植えたローズマリーですが、色があまりよくありません。でも、何本かは生きているので、一本でも根付いてくれるといいなぁと思っています。去年植えたクサソテツ(こごみ)は元気です。株を大きくしたいので、今年はあまり収穫しないでおこうと思います。


パクチーは、畑の何か所かで越冬しましたが、とう立ちが始まっているので、今が短い収穫時期。あぜ道に種をまいたライムギは、去年も同じ場所で種を取ったものです。順調に成長しているようです。


本日の収穫
この時期、収穫できるものがほとんどありません。ネギ坊主とパクチーを少しだけ。

今日の生き物と草花
畑には、花も虫も増えてきました。草もどんどん伸びてきています。テントウムシダマシを今年初めて見ました。発芽したジャガイモや定植したトマトには、しばらく手を出さないでいてくれるとありがたいです。色が褪せてボロボロのベニシジミもいました。春に羽化してすでにこんな姿になったとしたら、何とも気の毒なことです。









育苗のようす
トウガラシ類とナス類は、トマトと同じ 3 月 20 日に播種しましたが、定植できる大きさに育つまで、少なくともあと 2 週間ほどかかりそうです。育苗期間は、トマトで一か月半、その他のナス科で二か月というところでしょうか。スイカは、4 月 15 日に、ズッキーニと同時に種をまきましたが、ズッキーニと比べて発芽がかなり遅く、今やっと本葉が出だしたところです。今月中旬には定植予定です。サツマイモは、一つだけよく育っていますが、それ以外は、かなり遅れ気味で、定植時期に間に合うのかあやしいところです。できる限り暖かい場所で日に当てて成長を促そうと、午前中はベランダ、午後は玄関側に移動して、1 日 10 時間ほどの日照時間を確保しています。





