風が強く、寒い日々が続いていましたが、今日は少し暖かかったので、このチャンスに収穫をしに畑に行ってきました。厚着をしていたので、日が照ると暑いくらいでした。
寒さに耐える野菜
大株のルッコラは、こぼれ種から発芽したものですが、この寒さの中、青々と茂っていて頼もしいです。同じ畝のパクチーは、寒くて色も変わってきていますが、中心からは新しい葉っぱが出てきています。パクチーの奥にはディルがありますが、これは寒さですっかり萎れてしまいました。
アブラナ科の中では、ルッコラ以外には、カラシナが寒さにはとても強いようで、毎年遅い時期まで青さを保っています。間引きもしていないので、モサモサと茂っていますが、辛くてたくさんは食べられないので、来年、種をスパイス(マスタードシード)として収穫できればいいなぁと思っています。小松菜、ケール、タアサイなどは、なんとか持ちこたえていますが、成長はしていないようです。キャベツは、結球ははじまっているものの、成長しているようにも見えません。風を少しでも遮るように、北側に笹を立ててきました。
タマネギは、苗づくりに失敗したあと、隣町まで買いに行って植えたものですが、苗が小さかったのと虫にやられたので、かなり株数が減っています。残ったものもとても小さいので、生き残れるのか不安なところです。ニンニクもあまり成長しないまま冬が来てしまいました。去年は春に虫に食われて終わってしまいましたが、今回はどうでしょうか。九条ネギは、強風ですっかり折れ曲がっています。分けつしていたものを家に持ち帰って、プランターに植え替えてみましたが、日当たりが悪く、北風にさらされる厳しい環境なので、ほとんど成長は見られません。
寒さに強いほうれん草は、ほんの少しずつ成長しているようですが、地力不足の私の畑では、まだまだ立派なほうれん草はできそうもありません。酸性土壌を嫌うため灰をまくといいようなので、薪ストーブの灰を分けてもらえたらまいてみようと思います。イチゴはすっかり紅葉しています。混みすぎなのでもう少し間引くべきなのですが、もったいなくてほとんど間引けませんでした。
ベランダ菜園
三か月ほど前にベランダでも少し野菜を育てています。育苗トレイに、土を入れた不織布のバッグを入れ、サニーレタス、ロメインレタス、春菊、ディルの種をまきました。ベビーリーフとして食べるつもりでしたが、思ったよりもよく育って、かなり重宝しています。別のプランターでイエルバブエナという品種のミントも育てています。これは人にいただいた株なのですが、増えすぎないように畑で鉢ごと土に埋めて育てていたものが、夏の暑さと乾燥で厳しそうだったので、一部家に持ち帰って育てることにしました。寒いですが、新芽も出て、よく育っています。最近は寒すぎるので、どちらも夜や特に寒い日は、家の中に取り込んで過保護にしています。極寒地の畑では、冬の青菜は難しいですが、このようにして育てると、少しですが新鮮な葉物を食べられて助かっています。
本日の収穫
今日は主にニンジンの収獲のために畑に来ました。大きそうなものはだいたい収穫しましたが、まだお楽しみに残してあります。さらに寒くなる年明けにもう一度収穫したいので、凍らないように土や草をかけてきました。今の畑は、広い自然農畑の一角をお借りしているのですが、キクイモは増えすぎるので植えないようにと言われています。その代わり、すでに生えているところのものを収穫してもよいことになっているので、今日は 3 回目の収獲です。育てずにいただけるのはありがたいですが、キクイモは大好きなので、自分の畑にもどっさり植えたいところです。青菜類は、毎日の冷たい強風でかなり傷んでいますが、ケール、小松菜、ビタミン菜を少しずつ収穫できました。ハーブなどは、パクチー、ルッコラ、イタリアンパセリ、セージ、春菊、カラシナをほんのちょっとずつですが採ってきました。どれもサラダなどにほんの少し入れるだけで存在感があり、おいしさが増します。パクチーは、地面に張り付いて寒さに耐えつつ細々と生きていますが、食べてみるとほんのり甘いので驚きました。パクチーの甘みを感じたのははじめてです。寒いと、パクチーさえも糖度を高めて身を守るのですね。
今日の生き物と草花
久しぶりにテントウムシに出会いました。今日は暖かいので日向ぼっこをしに出てきていたのでしょうか。よく見ると、体の片側がへ出にへこんでいます。内側の翅は無事でちゃんと飛べるといいのですが。このような特徴がある個体はすぐに見分けられるので、来年の春にも会えるとうれしいです。