2023.09.17 畑の記録「ニンニクの植え付け」

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今朝も二つの畑をまわりました。今年の暑さはしつこくて、9 月半ばというのに真夏の暑さ。さらに、晴れる日が多く、雨の予報が出て期待しても結局降らない、という日が続いています。雨がないと、発芽も成長も思うようにはいきません。乾燥で弱った作物は、虫にも食われやすいので、本格的な雨が待ちきれません。今日は、両方の畑でニンニクの植え付けをします。

目次

ニンニクの植え付け

去年は自家採種のニンニクを植え付けましたが、ネギオオアラメハムシやサビ病にやられて、よい出来とは言えませんでした。ほとんどの球が小さいままの収獲になったので、大きいものを厳選して今年の種にします。今年は、それ以外に、別の品種も試してみます。もともと購入した種は、奈良県産のものだったのですが、もしかしたら高冷地であるこの地域では、青森産のホワイト六片の方が合うのではないかと思い、今年はその種も少しだけ購入。両方合わせて 30 片強(ほぼ半々の割合)準備しました。

去年は、薄皮をむいた種をそのまま植え付けましたが、今年はそれを一晩水につけてから植え付けてみようと思います。まず、皮をむきやすくするために、バラバラにしたニンニクをしばらく水に浸します。薄皮がやわらかくなったらむいて水を減らし、基部のみが水につかるようにして一晩おきました。おそらく全体を浸水させてもいいのだと思いますが、腐らないかと心配で基部だけを水につけるようにしました。

皮をむきやすくするために、ニンニクを水につけています。

貸農園に植えた種のほとんどは、ここで自家採種したものですが、ホワイト六片も 4 つだけ植えました。自家採種のニンニクは、連作によるネギオオアラメハムシの食害を恐れて、去年までのイチゴの畝とは違う畝に植え付けます。宿根を取り除いて、覆土 3 センチ程度のやや浅植えにしました。不耕起の場合、地表近くに養分が多く、深く植えると養分不足になると聞いたからです。最後に草をどっさりかけて終了しました。ホワイト六片は、ワイルドストロベリーの畝の中央に植えました。イチゴと相性がいいということなので、ワイルドストロベリーでも同じようなものじゃないかと考えてのことです。ワイルドストロベリーの茂みには、カナヘビの卵の殻と思われるものがいくつか落ちていました。

その他の作業

雨が降らないので、発芽が滞っています。特にニンジンは水不足では発芽しないので、かなり苦戦しています。二か所にまきましたが、12 日前の 9 月 5 日にまいた分は、ほとんど発芽が見られません。その他、ほうれん草やレタスなども発芽が悪いので、今日は水やりをしました。普段はめったに水をやらないのですが、さすがに今年は暑くて雨が少なすぎます。次に雨が降るのは 4 日後の予報。今度こそ、まとまった雨が欲しいです。

それぞれの野菜の現状

白菜のダイコンサルハムシによる食害は、前回見たときよりもさらに進んでいますが、幸い芯の部分は無事なので、なんとかなってくれると期待しています。

芽キャベツは今日も無事でした。特に成長は見られないので、まだすっかり活着したわけではないのかもしれません。

芽キャベツ

源助大根は、よく見るとダイコンサルハムシに食われていますが、全体的にはもさもさと茂って元気そうです。レッドロシアンケールは、虫食いもほとんどなく春菊と共に元気に育っています。

本日の収穫

今日は二つの畑で収穫したので、いろいろ採れました。

カボチャは飛騨カボチャのはずですが、それならもっと細長いはず。交雑しているのでしょうか? ツルがすっかり枯れていたので収穫しましたが、見つけたのは二つだけでした。草の中にもしかしたらまだあるのかもしれませんが、ものすごい草で探しきれません。

大根は、最初の間引きをしました。やわらかそうでおいしそうな葉っぱです。葉物野菜が不足するこの時期、とても貴重です。ホーリーバジルはお茶にするととてもおいしいと聞いたので、収穫してみました。穂が出ていても大丈夫ということなので、穂も一緒に採りました。でも、考えてみると、この時期にまだお茶は暑そうです……。とりあえず、洗って冷蔵庫に保管しました。ミニトマトは二つの畑を合わせるとけっこう採れました。まだまだ甘くておいしいです。

パレルモは、今年はほとんどがオレンジ色です。スーパーで買ったパレルモがおいしかったので、一昨年その種をまいて栽培し、今年は去年採種した種を使いました。F1 品種と思われるので、毎年どんなものができるか予測できません。去年は、赤、黄、オレンジと三色できましたが、今年はほとんどがオレンジで、黄色の株が一つだけ。立派な大きな実もなったので、色がどうであれうれしいです。

白インゲンも収穫しました。乾燥豆にもしたいので、全部は収穫しませんが、莢はたくさんついています。ナスは、水不足のせいか調子がよくないので、実はまだ小さいのですが収穫しました。

今日の生き物と草花

パースニップからニンジンに引っ越したキアゲハの幼虫は、二匹いたのが一匹になっています。大きい方がいた場所のニンジンは葉っぱがかなり食べられて、ほぼ丸坊主になってしまった株もあります。おそらくその一匹は蛹になったと思われます。小さかった方は、前回と同じ場所にいました。ニンジンの葉っぱを残して蛹になってくれることを願います。

白インゲンの周りでは、クマバチがブンブンと大きな音を立てて飛び回っています。近づいても、それほど気にしないおおらかな性質のようです。大きな体で小さなインゲンの花にぶら下がる姿はとても愛らしいです。白インゲンにはハナムグリやカメムシ、テントウムシダマシなど、さまざまな虫が集まってきます。

オレンジ色のフレンチマリーゴールドに、似た色のイモムシがいました。きれいな色だなぁと思って写真を撮りましたが、調べてみるともしかしてハスモンヨトウ? よく見るハスモンヨトウはもっと地味な色だと思うのですが、マリーゴールド色に染まったのでしょうか?

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