2023.09.13 畑の記録「観察と収穫」

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秋冬野菜の種まきも一通り終わったので、今日は二つの畑を回って観察と収穫です。二つ目の畑に到着したのは午前 6 時ごろ。ちょうど朝日が昇ってくるところでした。9 月も半ばですが、今日も暑くなりそうです。

目次

定植した芽キャベツと白菜

4 日前の 9 月 9 日に定植した芽キャベツと白菜の購入苗ですが、定植翌日にチェックしたときには、白菜がすでに虫に食われていました。その後、どうなっているでしょうか?

芽キャベツは、植え傷みなのか、やや葉っぱの色が悪くなり、枯れている葉もありますが、虫の被害はほとんどありません。同じ畝に植えた白菜は、3 日前に見たときよりも虫食いが大きく進んでいます。ひどいものは、もうほとんど葉っぱがありません。幸いどれも芯の部分は無事なので、しっかり活着して虫の被害が減ればいいのですが。

白菜を食い散らかす大食漢のダイコンサルハムシは、小さな甲虫です。今は成虫しか見かけませんが、もう少しすると幼虫も加わって、さらに被害が増します。

ダイコンサルハムシ

その他の秋冬野菜の状況

雨が少ないため、発芽が遅れているものもありますが、ビーツや立葵は無事発芽していました。

源助大根は虫に食われながらもよく成長しています。このくらい勢いがあれば、少々の虫食いは心配ありません。8 月 13 日に種をまいたので、ちょうど一か月になります。同じころに種をまいた宮重大根は、まだ比べ物にならないほど小さいです。同じアブラナ科のケールはよく育っています。こぼれ種が発芽したと思われるカツオナのようなものも混じっています。春菊は、同じくこぼれ種のレッドロシアンケールと一緒に元気に成長しています。3 日前に定植したイタリアンパセリは、すこぶる健康そうです。

白インゲン

7 月 17 日に種をまいた白インゲンは、今畑の中で最も勢いのある作物です。播種から2 か月弱、今日が初収穫です! 暑いと花が落ちて莢が付きにくいと聞くので心配していましたが、ちゃんと小さな莢がたくさんできているので、今後も期待できます。一部はさやインゲンとして、残りは乾燥させて白インゲン豆として食べたいと思っています。それにしても、土に種を埋めて 2 か月間ほったらかしていただけなのに、こんなに大きく成長して実をつけるなんて、自然の偉大さを感じずにいられません。

その他の作業

イチゴの畝がごちゃごちゃになってきましたが、きっと自然に任せるのが一番だと思うので、そのままにしようと思っています。ただ、別の畑にも何株か植えたいので、ポリポットに入れた土にランナーを根付かせて苗を作ることにしました。どの親株の実付きがよかったのか、全く注意を払っていなかったので、選定は適当です。時期が遅いので、定植時期までにランナーが根付いてくれるのかは疑問ですが、実験のつもりでやってみます。

ローズマリーとタイムは、挿し木で増やすために、先日、穂先を切って水につけましたが、まだほとんど発根していません。今日は、圧条法を試してみようと思います。この方法では、挿し木のように枝を切り離さず、その代わり、枝の途中を土に埋めて発根させます。ポリポットに土を入れて、届く場所にある枝を土に埋めてみました。クリップなどで留めた方がいいようですが、持っていなかったので埋めただけです。この方法ははじめてですが、挿し木よりも確実に根付きそうなので楽しみです。

その他の作業

ステラミニトマトとサンマルツァーノがほぼ枯れているので撤去しました。サンマルツァーノは、二つだけ青い実が残っているので、種採り用に残します。ステラミニは、あまりにも早く終わってしまい、種を採りそびれてしまいました。確か去年のものがまだ残っていたので、来年はそれを多めにまいて使おうと思います。マッツワイルドチェリーは、まだ畑のあちこちで実をつけてくれています。地這いのような状態でも育つ、とても頼もしいミニトマトです。

そろそろニンニクの植え付け時期です。最初の二年はイチゴと同じ畝に植えました。一年目はまずまずだったのですが、二年目はネギオオアラメハムシとサビ病とで、ほとんどがとても小さいままでの収獲になってしまいました。今年は、畝を変えてみようと思います。その予定地の草を刈り、草をたっぷり敷いておきました。

ニンニク定植予定地を準備

それぞれの野菜の現状

オレンジ色のミニパプリカの苗を一つ植えていたのですが、全然成長せず、やっと小さな実が二つ付きました。でも、虫食いもあり状態はよくないので、種採り用にしようと思います。キュウリは、巻きひげが支柱に絡みつき出し、ようやく勢いが出てきた感じです。種取り用の実だけでもついてくれるといいのですが。

本日の収穫

今日の収獲は、さやインゲン、ミニトマト、ナス、パレルモ、万願寺トウガラシ、伏見甘長トウガラシ、ピーマンです。大量ではありませんが、一人で食べるには十分です。

さやインゲン、ミニトマト、ナス、パレルモ、万願寺トウガラシ、伏見甘長トウガラシ、ピーマン

トウガラシ類とナスをフライパンで蒸し焼きにしました。ナスは、焼きナスの要領で皮をむきます。さやインゲンは茹でただけ。野菜本来の味を楽しむためには、シンプルな料理方法が一番です。しょうゆ麹を少しつけながらいただきました。

真っ赤になった伏見甘長トウガラシがあったので、種を採りました。畑で採種したコリアンダー(パクチーの種)と一緒にベランダで乾燥中。写真にはありませんが、最後の一個の加工用トマトを収穫したので、それも種を採りました。

今日の生き物と草花

パースニップからニンジンに移動させたキアゲハの幼虫は二匹ともすくすくと育っています。畑から帰宅後、島の自然農園さんの今朝の動画「この時期に気を付けるべき虫 5 種類」を見たのですが、その中でニンジンにつくキアゲハの幼虫が挙げられていました。わたしは、パースニップを救うために、自らニンジンにキアゲハの幼虫を移動させてしまいましたが。

シソの花が満開で、いろいろな虫を呼びよせています。写真のハナムグリのほかにも、ミツバチやスズメバチ、その他名前のわからない虫もいろいろ来ていました。トンボもたくさん飛んでいます。トンボは蚊を食べてくれるはずですが、最近蚊が多くて参っています。早朝は蚊が活発で刺されない日はありません。蚊取り線香のことを忘れていたのを急に思い出し、今年初めて使ってみましたが、やはり刺されました。

今日お世話になった蚊取り線香

花オクラはまだ咲いています。たくさん咲くので、もしかしたら一回食べてみたらいいのかとも思いますが、美しすぎて採れません。花が終わったあとの実は、オクラよりも小さい感じです。越冬し、厳しい夏も草の中で何とか生き残ったニラは、美しい花を咲かせています。株が弱らないように花は早く摘み取ったほうがいいようですが、あまりにもかわいらしい花なので、摘み取りがたいです。

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