2022.05.28 畑の記録「スイカのあんどん、紙製 vs プラスチック製」

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真っ赤なナスタチウムが花を開きそうです。家で大切に育てた苗が、無事根付いて畑の一部となってくれたと思うと、何ともうれしいものです。今日も特に大きな作業はありませんが、植え付け後の苗や種まき後の芽の状態を観察しつつ、種まきなどもしようと思います。朝から晴天で暑くなりそうだと思っていたら、7 時過ぎには太陽がギラギラと照りつけはじめ、暑さに負けて 8 時には退散しました。これからは、もう少し早く作業を始める必要がありそうです。

目次

スイカのあんどん、素材の影響

5 月 23 日に定植してからまだ 5 日のスイカですが、あんどんの素材によって、成長のようすに違いが出てきました。苗はオレンジ小玉スイカ 2 株と黒小玉スイカ 2 株で、それぞれ 1 株は紙製あんどん、もう 1 株はプラスチック製あんどんで囲いました。三日前の 5 月 25 日と今日の写真を比べてみます。

まずは、プラスチック製あんどんをかぶせたオレンジ小玉スイカ。三日前と比べて、明らかに葉が丸まっています。上二枚の葉は、大きくはなっているようです。

では、紙製あんどんをかぶせたオレンジ小玉スイカはどうでしょうか? こちらは元気に育っています。四枚目の本葉が大きく開いています。

同じく紙製あんどんをかぶせた黒小玉スイカも、順調に葉を伸ばしているようです。

プラスチック製あんどんをかぶせた黒小玉スイカでは、オレンジ同様、葉が少し大きくなってはいるものの、かなり丸まっています。

葉が丸まる原因としては、アブラムシ、養分過多、環境の変化などが考えられるようです。アブラムシは、特に気を付けて観察してはいませんが、ぱっと見た限り目につきませんでした。肥料は施していないので養分過多もあり得ないと思います。まだ定植してから 5 日なので、環境の変化に適応できていないということかもしれませんが、それにしても紙製とプラスチック製の大きな差の要因は何なのでしょうか? 明らかに違うのは、透明のプラスチックの方が温度が上昇するということでしょうか。しかし、スイカは高温を好むということなので、上部が開いたあんどんくらいなら、高温になりすぎるということはなさそうな気がします。まとまった雨が降って過度に高温多湿になったから調子が悪いのだろうか? 育苗中の温度と違いすぎて適応しにくいのだろうか? などといろいろ想像するものの、結局は何もわかりません。とりあえず、これから暑くなるので、プラスチック製の方だけ、株元に草マルチをして地温の上昇を防ぐことにしました。また、風通しをよくするために、プラスチック製のあんどんを低くして下部にも少し隙間を開けてみました。次回どうなっているか楽しみです。

あんどんを低くしてみました。

イチゴを食べたのは誰?

大きなイチゴが何者かに食べられました。実は前回も被害があったのですが、そのときは小さな実一つでした。今日も一つだけなのですが、一番大きな真っ赤な実でした。イチゴはナメクジに食べられることが多いようですが、ナメクジは見かけたことがないので、たまに見かけるカタツムリかもしれません。どうせ食べるなら、一個全部食べつくして欲しかったですが、ちょっとかじってやめてしまったようです。実が地面に接触していると被害を受けやすいと聞くので、以前から、その辺にある棒などを利用して、なるべく地面から浮かせるようにはしていましたが、食べられたものは地面に接触していました。

今のところ被害はたった二つなので、できすぎくらいだとは思っています。

次の写真は、冬の寒さで消えてしまい、春になって復活した株です。他の株と比べるとずっと小さいですが、ここまで育っただけでも驚きです。小さな小さな実もつけています。たくましい命ですね。

ワイルドストロベリーも今がピークのようで、赤い実をどんどんつけています。特に虫や鳥にも狙われていないようで、目につくような食害はありません。

ミニトマトの問題

ミニトマトは調子のよいもの、悪いものいろいろですが、温度が上がってきたので、葉っぱの色は、全体的に紫がとれて正常な色になってきました。緑が濃すぎると思っていたものも、普通の色に戻ってきたようです。つぼみや花をつけている株も増えてきました。ただし、いくつか問題も出てきました。

まず、成長点付近をテントウムシダマシにやられている株がありました。その苗についていたテントウムシダマシは一匹だけで、卵などは産みつけられていないようでしたが、食べられた場所が場所だけに心配です。他の株にも虫食いはありますが、特に深刻なのは、今のところ、この株だけと思われます。それから、葉っぱに黒い斑点が出ているものもありました。この症状は、何かの病気とも考えられますが、低温障害で出る場合もあるようです。気温は朝晩低めで風も強く、おとといは比較的激しい雨が降っていたので、そのせいなのかもしれません。しばらくようすを見るしかないですね。

それから、トマトの畝の中央にまいた落花生の種は、いくつかかじられたものが地表に落ちていたので、鳥に食べられたのかもしれません。鳥よけの紐は張っていませんでした。

とうがらし類の問題

とうがらし類は、パレルモ、伏見甘長とうがらし、万願寺とうがらしと三種類です。伏見甘長とうがらしは、おおむね順調です。育苗時から、三種類のうち最も成長がよく、茎が太くて背の低い、強そうな苗に仕上がりました。あとの二種類は、畑に出して以来、アブラムシがつきやすく、成長もあまり思わしくありません。パレルモ一株は、根元を虫にかじられたようで、瀕死の状態です。温度が低いため根付くのに時間がかかり、弱い苗がどんどんやられているという印象です。

それでも、たくさんの苗を植えたので、何本かは生き残るはずです。苗を作りすぎてたくさん植えたものの、こんなにあっても食べきれないので、強いものだけ残れば十分なのかもしれません。

写真手前がパレルモ、奥が伏見甘長とうがらし

この畝の中央に三日前に種をまいたラディッシュとつるなしインゲンは、すでに芽を出していました。場所によっては全滅するほど虫に食われているアブラナ科ですが、ここのラディッシュは無傷です。

ズッキーニのその後

ウリハムシ対策であんどんをかぶせていたズッキーニですが、今日そのあんどんを外しました。もともと隣の畑のきぬさやに遮られて日光が当たりにくかったのですが、紙製のあんどんをかぶせるとさらに日当たりが悪くなり、これでは成長しないと判断し、あんどんを外すことにしました。少し窮屈だったあんどんから自由になってうれしそうなズッキーニですが、しっかり成長するまでウリハムシが来ないことを祈ります。

写真左奥は、隣の畑のきぬさや

まだまだ弱々しい株ですが、二株とも、もうすぐ花が咲きそうなので楽しみです。

それぞれの野菜の現状

植え付けから 8 日目のさつまいもは、一本を除き活着したようです。一本だけは葉がすっかり枯れてしまいましたが、そのうち元気に新芽を出すと思います。他の野菜も元気に頑張っています。

本日の収穫

今日のイチゴの収獲は、9 個でした。ワイルドストロベリーはたくさん採れました。ハーブティー用の葉っぱも採りました。とう立ちしてきたニンジンも収穫しましたが、葉っぱだけ利用します。レタスとスナップエンドウと、残りわずかなケールも収穫しました。

今日の生き物と草花

クリムゾンクローバーの花がすっかり終わってしまい、華やかさがなくなった畑ですが、まだまだ咲いている花もあります。タイム、菜の花、ハルジオン、タンポポ、イチゴ、ワイルドストロベリー、ムシトリナデシコ、エンドウなど、野の花も野菜の花も美しいです。虫たちも花を満喫しています。

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