2023.04.11 畑の記録「大麦の出穂」

2023年4月11日

ここ数日の強風で桜はすっかり散ってしまいました。山はあっという間に新緑の色に変わり、ハナミズキも咲き始めました。畑では、大麦がすでに穂を出しています。この時期の季節の移り変わりの早さには驚かされます。

大麦の出穂

今日は早くも大麦の出穂を確認しました。去年は 4 月 20 日に確認したので、畑に行ったタイミングもあるかもしれませんが、今年は一週間以上も早い感じです。おととしはじめて大麦の種をまいたときは、コンパニオンプランツのような位置づけで、特に収穫しようとも考えていなかったのですが、せっかくなので一部収穫しました。そのまた一部を麦茶にして飲み、残ったほんの少しだけを去年種として使いました。ということで、今回の大麦は自家採種した種から育てたものです。今年も少ないですが、自家採種して、種を継いでいければと思います。

他の麦類も負けてはいません。ライ麦もほんの一部ですが穂が出てきました。小麦も元気です。なかなか発芽せずにダメだったのかと思っていたスペルト小麦もいつの間にか発芽して、徐々に成長しています。麦類は、この時期、一週間でずいぶん伸びます。

種まき

今日も少し種をまきました。チャードの種は、一晩浸水しました。いつも浸水した種は濡れたペーパータオルなどに包んで畑に持って行っていたのですが、今回は、乾いたペーパータオルの上で軽く乾かしてから持参してみました。濡れていないので、手にくっついたりせずに扱いやすかったです。あとは、ディル、ルッコラ、ホーリーバジル、青じその種をまきました。まいてから気付きましたが、青じそとホーリーバジルはどちらもシソ科なので、近くにあると交雑してしまうのかもしれませんね。

先週、霜よけの藁を片付けたので、今日は、その藁を細かく切って播種したところにかけておきました。これで乾燥はまぬがれるはずです。3 月 31 日に新しく小さな畝を作ってまいた花やハーブは、かけてあった草が強風ですっかり飛ばされて、土が丸裸になってカラカラに乾燥していたため、全く発芽していませんでした。今日は、そこにも切り藁をかぶせて、たっぷり水をやりました。明日の午後は雨が降る予報なので、これで発芽してくれるといいのですが。

その他の作業

暑くなると作業が大変なので、まだ早いですが、トマト用の支柱を立てました。背が高くないので、高いところで紐を縛るのがなかなか困難です。そういうわけで、斜めに刺した補強用の支柱は、低い位置で留めることにしました。花が咲いてもう食べられない白菜も切って下に敷いておきました。あと一か月ほどでトマトの定植です。

それぞれの野菜の現状

枯れていたワイルドストロベリーは見事に復活して青々としています。花も咲き始め、実がつくのも間近だと思うと楽しみです。イチゴは、たくさん花を咲かせています。実を大きくするためには、摘花して数を減らした方がいいようですが、私はそのまま自然に任せています。

以前芽キャベツがあったところに勝手に生えてきた謎のアブラナ科植物。脇芽が出ているのを見ると、ちょっと芽キャベツ風でもあるのですが、隣にあったカリフラワーと交雑したのか、完全に芽キャベツではなさそうです。プチヴェール風でもあります。食べられるのかもしれませんが、今のところ収穫はしていません。

豆類は、全般的に不調です。エンドウは、このところの強風と寒さのせいか、すっかりヨレヨレです。赤そら豆は、写真は撮っていませんが、小麦とライ麦に囲まれて、日照不足なのか、成長が思わしくありません。豆類の種を秋にまくのはもうやめようと思います。ここの気候では、春まきの方が楽に育てられそうです。タマネギは、若干タマネギらしく膨らんできました。ちゃんとしたタマネギに成長してくれますように。