2023.03.31 畑の記録「畝の補修、テントウムシの増殖」

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今年の春はあたたかく、桜はすでにほぼ満開です。晴れると日向での作業は暑すぎるくらいですが、今朝は曇り空で農作業日和。前からやりたかった畝の補修をしてきました。

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畝の補修

自然農の畝は一度立てたらそのままずっと使えるとはいうものの、三年目に入ると、形が崩れてきたり、畝が低くなってしまったりといろいろあります。特にサツマイモを植える予定の畝は問題があったので、5 月末から 6 月の定植時期の前にと思い、今日重い腰を上げました。

サツマイモは過湿を嫌うので、水はけのよい高畝にしてあります。もともとは、二段構造にしていたのですが、二段にすると、北側に日が当たらず、北側下段の作物がなかなか育ちませんでした。そこで、去年のサツマイモの収獲後は、これを一段にしてしまいました。その結果、畝上の栽培面積が狭くなっていました。

はじめての「さつまいも」栽培 その 1
畑をはじめたばかりのときのサツマイモの畝(手前の二本)は、二段構造になっていました。

栽培できる面積が狭いともったいないので、今日は、畝横に溝を掘り、畝の上がなるべく広くなるように土を盛り上げました。高い畝なので、畝上を広くしようとすると、どうしても急こう配になってしまい、なかなか思うようにはいきませんでしたが、一応完成しました。写真は、畝の南(写真右)側だけを補修した時点で、このあと北側も補修したのですが、写真を撮り忘れました。畝の側部と畝脇の通路の草はまず刈って横においておき、土をのせたあと、畝が裸にならないように元に戻しました。頑張った割に、あまり見かけはよくないですね……。普段はたいした作業をしないので楽なのですが、今回はなかなかの重労働でした。暑くない日でよかったです。

これで、サツマイモを植える準備はできましたが、肝心のサツマイモはまだ芽も出していません。果たして間に合うのでしょうか?

花とハーブの畝づくり

隣の畑との境界に、花とハーブのための小さな畝を作りました。隣の人は、今年は契約しなかったようで、また以前通りの空き地に戻りました。主がいなくなった畑では、ホトケノザが花盛りです。新しく作った畝には、ニゲラ、パクチー、ディル、スイートバジル、チャイブ、マリーゴールドの種を少しずつまきました。花が咲くのが楽しみです。

その他の作業

写真は撮っていませんが、先日ジャガイモを植えた畝が低すぎたので、その周囲に溝を掘って少しだけですが高くしました。その他にも、夏野菜の栽培に備えて、崩れ気味の畝を補修しました。

それから、マリーゴールドの種まきもしました。去年採種した種を、去年と同じように、畝の脇にまきました。まかなくてもこぼれ種で発芽しそうですが、せっかくたくさん採種したのでまかないわけにはいきません。まだ時期が少し早いのですが、今年の春は特別あたたかいので、早目にまいてみました。失敗しても、まだまだ種はあるので安心です。

去年の夏のマリーゴールド

最後に、サフランの球根を植えました。昨日自然農の研修会で分けていただいたものです。本来は夏に植え付けをするもののようですが、今植えても大丈夫と聞き、保管する場所もないので植えてしまいました。植え方を調べていなかったので、そのまま適当に植えたのですが、帰宅後に調べてみると、葉っぱの部分は切り取るべきだったようです。しかも一つの球根がいくつかの子球に分かれるようです(ニンニクのような感じだと思います)。とはいえ、植えたまま何年か置いておいても花が咲くようなので、そのまま植わっていたと思えば、このままでも問題ないのでは? と楽観的に想像しています。

それぞれの野菜の現状

赤そら豆の花が咲きました! 冬を越した赤そら豆のいくつかの株が花を咲かせ始めました。寒さのせいか、病気なのかわかりませんが、調子の悪い株やひどく小さい株もあります。

失敗をしてしまいました! 菜の花を収穫し終わったアブラナ科を刈って次の準備をしておこうと思ったのですが、間違って種取り用の宮重大根の茎をスッパリと切ってしまいました……。脇芽が出て花を咲かせてくれるのでしょうか? それともこれっきりなのでしょうか? 幸い、隣にはまだ花が咲いていない小さな株があるので、なんとかそれは間違って刈らないようにしなければと思っています。 ちなみに、この間掘り上げて種取り用に埋め直した冬越し雲仙赤紫大根は、すっかり枯れてしまいました。もともと種取り用においてあったものは、なんとか生き延びていますが、これも、間違って刈ってしまいそうで心配です。

ほうれん草は、播種後に草をかけたものともみ殻燻炭をかけたもので、成長に大きな違いが出てきました。草をかけた方が明らかに発芽も成長もいいようです。

冬を越したブルーサルビアの新芽が出てきました! 3 年目の株ですが、10 年に一度と言われる寒波にも負けず、本当にたくましいですね。小松菜は、いつも虫に食べられてしまいますが、少し早めに種をまいた今回もやはり食べられています。いつものダイコンサルハムシとは違い、小さな穴があいているので、もっと小さな虫なのでしょうか? 小松菜は、よほど虫に人気のようです。越冬したイチゴにも花が咲き始めました。あたたかいせいか、去年より少し早いようです。もうすぐイチゴの季節ですね。

本日の収穫

今日も菜の花とケールを収穫しました。この時期は、アブラナ科ばかりです。最近は暖かい日が多いので、ケールスムージーを楽しんでいます。

今日の生き物と草花

作業をしていると、カエルがあちこちで飛び跳ねます。今日は、太ったカエルをよく見たので、きっと食べるものがたくさんあるのでしょうね。タマネギやニンニクには、まだネギオオアラメハムシの幼虫がついていますが、カエルの食糧になっていることを祈ります! 

テントウムシの幼虫も驚くほどたくさんいました! 通路に、アブラムシの付きやすいカラスノエンドウがこんもりと茂っているので見てみると、予想通りテントウムシの幼虫がいました。同じく通路のクリムゾンクローバーを見ると、さらにたくさんの幼虫が!! どこを見てもテントウムシの幼虫だらけです。これだけいれば、たくさんのアブラムシを食べてくれることでしょう。たのもしいことです。

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