梅が満開です。今年は春が早く来たようで、昼間の気温は去年の今頃よりもかなり高い感じがします。春の歩みにおくれを取らないように、今年は去年よりも早い時期から種まきをはじめています。
ほうれん草、小松菜、九条ネギの種まき
ほうれん草は、西洋種なら春にまいてもとう立ちが遅いと聞いたので、購入した「スプリングほうれん草」という西洋ほうれん草の種をまきました。5 月にさつまいもを植える予定の畝の南側です。種は、発芽しやすいように、前日から水につけておきました。畝を準備してまいてみましたが、種が多すぎて残ってしまいました。とにかくまいた種に土をかけ、その上に草をのせました。その時点で思い出したのですが、もみがら燻炭をまくつもりだったのをすっかり忘れていました。ほうれん草は特に酸性に弱いということで、土をアルカリ性に近付けてくれるもみ殻燻炭を手元に用意していたのですが……。幸い種が残っているので、さっき播種したすぐ横に、さらに種をまき、今度は覆土のあとに燻炭をかけました。草か燻炭か、どちらが上手く成長するでしょうか? 図らずも比較実験になりました!
同じ畝に、続いて、小松菜の種をまきます。小松菜はいつも必ずダイコンサルハムシに食べられてしまい、うまく育ちません。去年は、4 月上旬にまいてボロボロにされたので、4 月下旬にまき直しましたが、それも結局ボロボロになりました。今年は少し早いのでどうでしょうか? 虫が活発に動き出す前に、少しでも成長してくれるといいのですが。
次に、九条ネギの種をまきました。写真の奥に写っているのは壬生菜です。右側は、前回種をまいたニンジン、左側は、寒さで枯れているワイルドストロベリーです。ネギは、ここでしばらく育て、大きくなってきたら移植する予定です。
最後に、写真にはありませんが、冬をなんとか乗り越えた大さやえんどうがあまり元気そうじゃないので、5 粒だけあった種をまき足しました。今度は元気に育ちますように!
種取り用の大根
すっかり忘れていたのですが、冬前に種取り用の大根三種を土に埋めていたのを今日思い出しました。秋に一番よくできた大蔵大根は、上部がすっかりとろけています。掘り出してみると、下の写真のように、葉っぱが出るはずのところが、どろっと溶けたようになっています。これでは新しく葉っぱが出るとは思えないので、食用にすることにしました。
雲仙赤紫大根も同じように少し腐りかけているようではありましたが、緑の葉がわずかに出ていたので、水が溜まって腐らないように、少し浅めに埋め直してみました。写真はありません。
宮重大根は、元気に新しい葉っぱを伸ばしています! 花が咲くのが楽しみです。
ネギオオアラメハムシの幼虫
先週発見したネギオオアラメハムシの幼虫。今日もニンニクの畝をパトロールしていると、何本かがやられています。前回見逃したのか、一本は、すっかり食い尽くされて、生き返る望みはありません。せっかく冬を越したのに残念ですが、多少の犠牲は仕方ないですね。他のものは、まだ軽症だったので、枯れてしまうようなことはないと思います。今のうちにに取り除けば、来年の発生を抑えられるということなので、毎回気を付けて見ることにします。
ニンニクだけだと思っていたこの虫の被害ですが、実は、他にも及んでいました。一本、ひどくやられているネギがありました。復活は難しそうです。ニラにも被害が見られました。前回、すっかり消えてしまったと思ったニラが、今日見ると、少し葉っぱを出していたので喜んでいたのですが、よく見ると、ネギオオアラメハムシらしい食痕があります。せっかく芽を出したニラなので、なんとかこれ以上食べられずに済んでほしいものです。タマネギも少し食べられているものがありました。ネギオオアラメハムシにしてもダイコンサルハムシにしても、畑中のどの畝にも出現するようです。
それぞれの野菜の現状
グリーンピースは、一部は冬の寒さで枯れてしまいましたが、残っているものは、だんだん大きくなってきました。風・霜よけの藁がしっかりかかっている場所は、やはり元気です。タマネギは三種植えましたが、赤タマネギは、かなり成長が悪く、小さいままです。もともと干からびた安売りの苗だったので、そのせいもあるのでしょうね。ターボという品種のものは、購入時はかなり小さかったのですが、それなりに成長しました。最後、10 月 31 日に定植したものは、道の駅で購入した最も立派な苗です。二か所に定植しましたが、風よけがあるところと吹きさらしの高畝では、やはり成長に差が出ました。下の写真は、北側に風よけのある場所に植えた分ですが、健康そうに成長しています。
本日の収穫
今日は、ニンジンを収穫しました。全体的に大きくはありませんが、それなりに立派なものもありました。前回収穫したものはとても甘かったので、今回も期待しています。それから、ネギも一本収穫。大根は、種取り用の上部が腐ってしまったものですが、ダメになっているのはほんの一部だったので、食べられる部分はたっぷりあります。冬を越した小さな小松菜、ちょっと花が開きすぎた茎ブロッコリー、白菜や小松菜などの菜の花も収穫しました。
今日の生き物と草花
この時期の畑で主に見かけるのは、蜘蛛とテントウムシです。蜘蛛は、色が地味な上に、走り回っていて写真には撮りにくいのですが、テントウムシは、よく目立つのでいい被写体です。枯れ葉にも緑の葉っぱにもよく似合います。今日は、モンシロチョウも見ました。