2022.11.03 畑の記録「貸農園の収穫祭、土壌酸度の測定」

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今日は、貸農園の収穫祭でした。真っ青な秋空のもと、大勢の人が集まり、いつもガラガラの広い駐車場も満車です。去年とおととしはコロナで中止となったこのイベント、久しぶりの開催ということもあってか大盛況です。出店もにぎわっていて、売り切れ続出のようでした。ホールフーズプラントベースでもなんとか食べられそうな、動物性食品や加工度の高い食品を含まないものというと、炊き込みご飯くらいだったのですが、畑で作業をしてから買いに行くとすでに遅く、すべて売り切れていました。でも、野菜なども売られていたので、キャベツやキウイを安く入手しました。それから、手作りこんにゃくやヘチマなども 100 円だったので購入しました。イベントというとなんでも必要以上に高いことが多いですが、この収穫祭は、かなり良心的な価格でいろいろなものが販売されていました。

今日もすがすがしい青空で、昼間は暑いほどです。
目次

土壌酸度の測定

以前から畑の土の酸度が気になっていたので、とうとう土壌酸度計を購入しました。簡易なものなので、あまり正確ではないとは思いますが、土中の水分と塩分、光度も計れます。しばらく前に購入したものの、作業が忙しくてなかなか使えず、今日がはじめての測定です。

土壌酸度計で酸度を測定中

ひとつの畝につき、畝の両端と真ん中の 3 か所を測定しました。10 畝あるので、合計 30 か所です。酸性雨の影響で土が酸性に傾いていることが多いと聞いていたので、最近、pH を上げるためにもみ殻燻炭を多用していたのですが、そのせいなのか、他の理由なのかは定かではありませんが、アルカリ性に傾いているところが多かったです。作物によって違いはあるものの、野菜の生育に適した値は、おおむね pH 6~6.5 とのことですが、うちの畑は、pH 7.0 のところがほとんどでした。土を湿らせた状態で測定するのが正しいようですが、それをしなかったことも影響しているのかもしれません。

酸性に傾いた土の場合は、石灰をまくのが一般的だと思いますが、貸農園の周りの畑でも、みなさん耕すたびに白い粉をまいているのを見かけます。うちの場合は、1 年目は何もしていませんでしたが、今年は、何度かもみ殻燻炭をまきました。逆にアルカリ性に傾いた土の酸度を適正にするには、ピートモスなどを利用するようです。しかし、もみ殻燻炭を少しまいたくらいでアルカリ性に傾くものなのかは疑問です。次回、使用説明書にしたがって、土に水を撒いてから、改めて測定してみたいと思います。

イチゴとニンニクの畝

イチゴとニンニクの畝は、冬越しをする作物の畝なので、このところ特に注目しています。イチゴは、今日花が咲いているのを確認しました。一度極端に寒くなったあと、少し気温が上がったので、花が咲いてしまったようです。この時期に咲いた花は摘んだ方がいいようではありますが、気の毒なのでそのままにしておきました。散りかけのものが一つとつぼみが一つです。同じ畝でも場所によって風の当たり方などが違うのか、このように花が咲いている株もあれば、すでにロゼット状になりかけている株もあります。

ニンニクは、少し葉っぱの先が黄色くなってきたものもあり、やや不安な感じではありますが、おそらく霜が降りるような寒い日が続いたからではないかと思います。去年もこんな感じだったので、きっと大丈夫だと思います。台所ですでに芽が出ていたニンニクはというと、10 日ほど前に植え付けたものは、緑の葉っぱが出始めています。4 日前に植え付けたものは、出ていた芽が黄色や紫に変色してしまっています。10 日前に植え付けた分も最初はそのような状態だったので、きっと大丈夫だとは思いますが。芽が出たニンニクを植え付けたものは、芽が土の中に埋まってしまわないように植えたので、5 センチほどの深さに植えた他のものと比べて、かなり浅植えになっています。寒い地域なので、浅植えだと地温が低すぎるのかもしれませんが、違いを観察したいと思います。

それぞれの野菜の現状

毎回観察しているタケノコ白菜は、今日も元気ですが、大きな成長は見られません。まだダイコンサルハムシがいたので、ピンセットで取りました。写真は撮りませんでしたが、前回間引いて移植した株は、無事活着したようです。カツオナは、霜で葉の色が白くなってしまいましたが、また新しい緑の葉っぱが出てきました。これからしばらくは、昼間は天気も良くあたたかそうなので、成長してくれることを祈ります。種まきが遅かったため今年中に収穫できそうにない小さい苗がたくさんあるので、ルッコラ、赤カラシナ、ニンジンを少し間引いて持ち帰りました。これらの癖の強い葉物は、ほんの少しで十分なので、このくらいの量がちょうどいいです。

4 日前に定植したタマネギは、ヨレヨレしていて、なんとなく不安なようすです。調べてみると、活着するまでしばらくかかり、それまではこのように倒れているのが普通のようなので、まぁきっと大丈夫なのでしょう。

4 日前に定植したタマネギ

タマネギのうしろに種をまいたグリーンピースはまだ芽を出していません。畝の北側(上の写真奥)には、夏野菜の残渣などで壁を作ってみました。北風を防ぎ、グリーンピースに霜が降りるのを防ぐ効果を狙っていますが、どうでしょうか?

本日の収穫

今日は、大蔵大根を一本収穫しました。種をまくときに場所がなく密植になってしまったため、早目の収穫です。大きくなる品種のはずですが、まだ成長しきっていないので、長さは 22 センチ程度と短めです。でも、太さはまずまずです。大蔵大根は、低温でも肥大するらしいので、残ったものを少しでも大きく育てたいです。他には、アップルミントがまだたくさんあったので、ミントティー用に収穫しました。それからローズマリーも少し。あとは間引き菜です。写真は撮りませんでしたが、フレンチマリーゴールドとアフリカンマリーゴールドの種取りもしました。

夏野菜が終わって収穫がさみしくなりましたが、冷蔵庫にはまだミニトマトやとうがらし類が残っています。食べきれない分は、ぬか漬けや甘酢漬け、ピクルスにもしました。ピクルスには、普通ディルシードを使いますが、育てていたディルの種にはカメムシがついていたため、結局食用にはせず、種用にすることにしました。でも、かわりにドライディルを入れたので、ピクルスらしい味が出せました。どうしても収穫物が少ない時期には、保存食を作っておくと助かりますね。

青いトマトと万願寺とうがらしと伏見甘長とうがらしのピクルス。自家製のディルも入っています。

今日は昼間は少し暑かったので、帰宅後、冷蔵庫に残っていた自家製ケールでスムージーを作って飲みました。それから今朝蒸したあと、外で干していた自家製サツマイモをおやつにしました。どちらもおいしかったです。

今日の生き物と草花

今日もテントウムシがたくさんいました。枝豆と万願寺とうがらしにたくさんいるようです。つまりは、餌となるアブラムシがいるということですね。アブラムシを食べているところも目撃しました。

いつもと違うカマキリもいました。いつものカマキリはオオカマキリのようですが、今日のカマキリは少し小ぶりです。鎌がある前肢にはしゃれた模様がついています。上の方には水玉、先の方には赤白黒の三色旗のような模様です。調べてみるとコカマキリでした。以前、枝豆二株にカマキリの卵がついているのを発見し、間違って処分しないように、しるしをつけたばかりですが、今日も新たな卵鞘を一つ発見しました。他のものと同じようにしるしをつけました。

今日は、蜘蛛もたくさん見ました。前回の冬、寒くなって他の生き物が見当たらなくなってからも、蜘蛛だけは走り回っていたのを覚えています。草マルチがあると、蜘蛛も生活しやすいのでしょうね。この冬も畑の見回りをしてくれることでしょう。

\ ぼたんだよ /

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