2022.10.09 畑の記録「サツマイモの試し掘り、大麦の播種」

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すっかり秋です。朝晩はめっきり冷え込んで、冬の足音すら感じます。最近雨が多く、畑に行くのは 5 日ぶり。このくらい日をおくと、2~3 日では見られない変化が観察できるので楽しみです。今日は、久しぶりの収穫のほかに、サツマイモの試し掘りと大麦の種まきをします。

今日は、どんより曇り空です。
目次

サツマイモの試し掘り

2 回に分けて定植したサツマイモですが、5 月 20 日に定植したものは140 日ほど経過しました。定植後 120~150 日で収穫時期ということなので、もういい頃のはずですが、地上部はあまり茂っていません。7 月 8 日に定植したものは、やっと 120 日経ったところですが、こちらはさらに地上部の成長が悪いです。ですが、寒さに弱いサツマイモは、5 ℃以下になると腐りだすということなので、長くは置いておけません。寒くなってから掘ると、保存性も低下するということです。今日は、一株だけ掘ってみて、芋の太り具合を確認します。

一株掘ってみると、大きい芋が 1 つだけついていて、それ以外はまだまだ成長しそうな小さい芋が 4 つ。最初に定植したものがこの程度だということは、あとで定植したものは、もっと小さいはずです。もっと大きくするために、できる限り掘る時期を遅くした方がよさそうです。天気予報を見てみると、今後 10 日のうちに 10 ℃を下回る日はなさそうなので、気を付けながらもうしばらく成長を待つことにします。今日掘り上げた分は、数日干したあと、しばらく追熟させて甘くなってから試食しようと思います。

大麦の種まき

今年の 6 月はじめに収穫した大麦を種用に少しとってあったので、今日種まきをしました。去年と同じように、隣との境界にまきましたが、種が足りなかったので、畑の奥行きの半分ちょっとまでしかまけませんでした。残りの部分は、春になったら花の種でもまこうと思います。

写真左下の先が白い杭の左側が隣の畑です。境界線のやや内側に大麦の種をまきました。

枝豆の整理

枝豆は、前回、蛾の幼虫による被害を確認したときに、食害を受けた莢や枝を切り落とし、ダメになってしまった葉っぱも取り除きましたが、被害を受けた部分が多すぎて、すべて取りきれませんでした。今日も、その作業の続きです。かなり大胆に枝葉を落としたので、風通しが良くなり、周囲の作物の日当たりもよくなりました。作業をしながら、膨れていて食害のない莢を収穫しましたが、大半の莢はペラペラのままです。

なかなか時間のかかる作業だったので、細かく観察はしておらず、虫そのものは発見できませんでしたが、蛾の卵らしきものが葉っぱの裏にくっついていました。これだけの幼虫が孵化すると思うと怖いですね。

大豆の葉裏についた蛾の卵

それぞれの野菜の現状

ダイコンサルハムシによるアブラナ科の食害は、寒くなってきて、徐々におさまってきたようです。すでに大きく育っている大蔵大根は、下の方の葉っぱは食べられてボロボロですが、新しいきれいな葉っぱが目立つようになりました。よく見るとダイコンサルハムシの幼虫はついていますが、ここまでくれば、もう全滅の危険はありません。かなりの食害にあいながらも一部生き延びたのらぼう菜は、ここ数日で少々成長していました。タケノコ白菜は、他のアブラナ科と比べて、ついているダイコンサルハムシの数が多いようです。小さい苗は、かなり食べられています。一部、なんとか生き残れそうなものもあるので、頑張ってもらいたいものです。

イチゴとニンニクの畝は、まずまず順調そうです。イチゴは、苗を採ったら親株は抜いてしまった方がいいようですが、まだランナーを伸ばして、子孫を残そうとしているので、このまま自由にさせておくことにしました。ニンニクは、一本だけ、何者かに芽をかじられてダメになってしまったので、残り 29 本になりました。

ミニトマトは、もう終わりだろうと思っていましたが、今日は赤い実をたくさんつけてくれていました。ステラミニトマトは、中玉トマトかと思うような大きな実もついていました。イタリアンミニトマトは、赤くなるのに時間がかかるので、今青い実は、もう熟すことはないのかもしせません。今日は、もう実が赤くなりそうにないイタリアンミニトマト 2 株を処分しました。残渣は畑から持ち出していないので、また土に還って、次の作物に命をつないでくれるのでしょうね。

小玉スイカは、少しだけ大きくなったような気がします。少なくともあと 1 週間はそれほど寒くなさそうなので、もうしばらくおいておきます。サニーレタスは、元気に成長しています。15℃~20℃が生育適温のようなので、涼しくなって喜んでいるでしょうね。でも、霜が降りるとやはりダメになってしまうと思うので、収穫時期は短そうです。

本日の収穫

今日は 5 日ぶりの畑だったので、少し多めに収穫できました。パレルモは、どんどん真っ赤に色づいています。万願寺とうがらしも、大きく立派に成長しました。つるなしインゲンは、なかなか粘り強く実をつけてくれます。つるありインゲンもほんのちょっとだけ採れました。終わりだと思っていたミニトマトは、なんと 200 個も収穫できてびっくりしました。全然大きくならないと思っていたラディッシュ(フレンチブレックファスト)も徐々に成長してきました。これは、少し干してから甘酢漬けにして食べるのが一番おいしいです。ケールはずいぶん前に種をまいて、なかなか育たなかった場所があったのですが、前回からやっと収穫できるようになりました。ロシアンレッドケールも少しずつですが採れるようになりました。普通のケールのように縮れがないので洗うのは楽です。枝豆は、食べられそうなものだけを選んで収穫しました。大量ではありませんが、二人で一回食べるのには十分な量が採れました。大蔵大根は、かなり込み合ってきたので、間引きを兼ねて一本収穫しました。形は悪いですが、けっこう大きくなっていました。ダイコンサルハムシの被害がひどく、葉っぱは食べられないと思っていましたが、新しく出てきた葉っぱはきれいなので、十分食べられます。サツマイモ(べにはるか)は、今干しているところですが、数週間後に試食するのが楽しみです!

今日の生き物と草花

今朝も寒いので、トンボも蝶も動けないようです。トンボが大豆の葉っぱにじっととまっていたので、うしろから見てみると、頭の中身が空っぽです。首もむき出しのようで、一体どうなっているのだろう? と疑問を感じるような構造です。トンボの後頭部をじっくり観察する機会はなかなかないので、はじめての発見でした。ミニトマトの葉に止まったヤマトシジミも全く動きません。とまっている枝ごと動かして支柱に縛ったりしても、死んだようにじっとしていました。ニンジンの葉っぱにいるキアゲハの幼虫二匹は無事成長しています。捕食者だらけの畑で、よく生き延びていると感心します。

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