2022.09.27 畑の記録「終わりかけの夏野菜の手入れ」

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お彼岸を過ぎても暑い日が続きます。それでも、朝晩は冷え込むので、夏野菜には少し寒すぎるかもしれません。本格的に収穫できるようになってから 2 か月ほどのミニトマトは、強風で何度も傾いたり倒れたりしたせいで根にダメージを受けたのも手伝ってか、急に勢いが衰えてきました。秋採りを目指しているナスとキュウリももう一つ振るいません。今日はこれらの夏野菜の手入れをしてきました。

目次

ミニトマトの手入れ

ミニトマトは黄色くなった葉っぱが目立ちます。誘引しきれずにあちこちに伸びた枝も気になります。今日は、赤い実を収穫したあと、不要になった古い葉っぱや枝を落とし、広がった枝を支柱に縛る作業をしました。二日前にはおさまってきたと感じた蛾の被害ですが、今日はまたたくさんの実を吸われていました。タバコガの幼虫も発見しました。周囲の畑では、夏野菜を片付けてしまったところも多いので、残っているところに集中的にやってくるのかもしれません。テントウムシダマシもかなり増えています。霜が降りるまではまだ半月以上あると思うので、その頃まで少しずつでも収穫できればありがたいのですが。

秋の収獲を目指して、遅めの時期に植えつけた水ナスは、花が咲いて実はつくものの、どうも実が大きくなりません。養分不足と思われるので、今からでは手遅れかもしれませんが、米ぬかと油かすを半々の割合で混ぜたものを振りまいてみました。伏見甘長とうがらしも一部の株に勢いがないので、同様に補いをしました。

実が大きくならない水ナス。米ぬかと油かすで補いをしました。横のネギはやけに元気です。

同じく秋収穫を目指して遅めに種まきをしたキュウリは、病気でほぼダメになり、一本だけ生き残っています。地ばいでは、風通しが悪くて病気が悪化するかもしれないと思い、二日前に支柱を立てました。今日も病気の葉っぱを取り除き、上に登っていくように少し誘引しました。元気な葉っぱもたくさんついていて、花も咲いているので、何とか生き延びて実をつけてもらいたいです。

葉っぱが病気になってしまったキュウリ。少し涼しくなって、元気になってくれるといいのですが。

発芽の状況

アブラナ科の野菜は、ほとんどの畝に種をまいています。同じ品種でも、良いものもあれば悪いものもあるので、とにかく違う場所に時期を変えて種をまいていれば、どこかは成功する可能性があります。種が少なくて一か所にしかまかなかった紅くるり(赤大根)は、本葉は出て来ていますが、双葉が変色して心配な感じです。成長スピードもかなり遅いです。カツオナは何か所かに種をまきましたが、他のアブラナ科と比べて、どうも発芽が遅いようです。雑草の芽が地面を覆い、カツオナの芽はほとんど見えません。タケノコ白菜は、どの畝でも苦戦しています。アブラナ科の中でも特に虫の被害がひどいのは、ダイコンサルハムシだけでなく、コオロギにもやられているのかもしれません。それに反して、ルッコラは、虫の被害が少なく、きれいなまま育っているようです。同じくアブラナ科の小松菜は、他では全滅したので、残っていた種を大量にまいてみました。やはり食害はあるものの、全滅は避けられたようです。ただ、間引きは大変です。8 月 19 日に種をまき、かなり虫にやられていた壬生菜は、今はそれなりに成長しています。間引き菜もおいしいようですが、こんなにボロボロでは食べられませんね。大蔵大根は、かなりの虫食いですが、たくましく成長しています。間引きをしなくてはと思いながら、すでに込み合いすぎて、どうしていいかわからない状態になってしまいました。発芽が心配されたニンジンですが、どこも順調に芽が出てきました。今日は、少し間引きしたので、今後の成長が楽しみです。9 月 13 日に 30 個植え付けたニンニクは、今日 20 個ほど芽が出ているのを確認しました。見逃しているものもあるかもしれませんが、あと約 3 分の 1 です。すべて出そろったら、空いている場所にイチゴの子株を移植します。

それぞれの野菜の現状

今年のスイカの出来はさっぱりでしたが、最後にオレンジ小玉スイカが一つだけ残っています。まだ収穫には早すぎますが、葉っぱに黒斑が出て来て、少し心配な感じです。万願寺とうがらしは、なかなか収穫できない枝豆に覆われながらも、よく成長して大きな実をつけています。真っ赤になった万願寺とうがらしは、まるでパレルモです。伏見甘長とうがらしは、株によって収量に差がありますが、元気なものは、どんどん実をつけています。ミニトマトと同じ日に種をまきましたが、ミニトマトよりも長持ちしてくれそうです。

今日は、枝豆の膨らんだ莢を探して収穫しましたが、まだ採れるほどのものはほとんどありませんでした。重みで枝が折れてしまっているものもありましたが、莢はペラペラでまだ食べられない状態だったので、残念ながら収穫できませんでした。

去年の秋、イチゴとニンニクの畝脇にクリムゾンクローバーの種をまきましたが、今年の春には、とても美しい真っ赤な花をたくさん咲かせてくれました。花を終え、枯れたあともそのままにしていたのですが、こぼれ種が発芽して、きれいな緑の帯ができてきました。残渣に覆われていた部分も、枯草をどけるとどんどん発芽してきました。また、厳しい冬を越え、来年の春には美しい花が見られることでしょうね。

本日の収穫

夏には葉物野菜が採れませんでしたが、最近、ケールが好調です。秋の葉物が採れるまでは特に貴重な存在です。水ナスとカボチャは、小さいままの収獲。キュウリは、枯れてしまって処分した株についていた最後の実を収穫しました。枝豆は、膨らんでいるものを選んで、ほんの少しだけ採りました。ミニトマトは、今日は 90 個ほど。真っ赤なパレルモも採れました。いつも通り、万願寺とうがらしと伏見甘長とうがらし、オクラ、インゲンなども収穫できました。タイムとローズマリーは干して保存するために収穫しました。青じその穂は、シソの葉と一緒にしょうゆ漬けにします。タイムは、魚や肉に合うハーブですが、動物性食品は食べないため、うちではもっぱらスープ用になっています。調べてみると、ハーブティーにしたり、お風呂に入れたりしてもいいようです。ハーブティーにすると、咳に効くほか、消化促進作用があり、さらには、うつ病や頭痛などにも効果があるそうです。抗菌・防腐作用にも優れていて、保存食によく利用されるとか。タイムは、株が大きくなって、いくらでも収穫できるので、いろいろ試してみたいと思います。

今日の生き物と草花

今日も蝶やトンボが飛び交っています。大きなカマキリもいました。おととい見つけられなかったキアゲハの幼虫は、最初に見つけたときと同じニンジンにいました。葉っぱはかなり食べられています。ニンジンが全滅しないうちに、蛹になってほしいのですが……。今日は、ハーブの周辺で、カナヘビの子供も見かけました。つぶらな瞳が素敵でした。

夏の花もまだまだ咲いています。野菜の花もきれいです。無肥料で育てると、成長がゆっくりなので、花が咲き出すのが遅い分、遅い時期まで楽しめます。

今日は、カエルが特にたくさんいたような気がします。虫と同じで、他の畑の夏野菜が片付けられ、居場所がなくなったので、うちの畑にやって来たのかもしれません。ところで、今まで知りませんでしたが、カエルは脱皮するらしいですね。しかも一日一回から数週間に一回というかなりの頻度で(夏は特に頻繁に脱皮するとか)。そして脱いだ皮はそのまま食べてしまうようです。

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