2022.09.25 畑の記録「残り少ない夏野菜の収獲」

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台風 15 号が過ぎ去りました。今日は、畑の近くまで行くついでがあったので、収穫だけするつもりで畑にやってきました。今回の台風は、雨は降ったものの、風は前回よりも弱かったので特に心配していませんでしたが、ミニトマトの支柱がまた何本か傾いていました。上の方が重たくなって、どうしてもバランスが悪くなるようです。数日前に動物に掘り返されていた落花生は、動物除けに木酢液を置いていたにもかかわらず、また実が地上に飛び出していました。

畑からの景色。青空と山にかかる雲が美しいです。
目次

夏野菜のようす

強風で何度も支柱が傾いたミニトマトは、それでもまだ実をつけてくれています。今回も蛾に汁を吸われた実はありましたが、被害はやや減ってきたようです。涼しくなってきたからなのか、雨で蛾が活動できなかったからなのか、理由は不明ですが、とにかく少し助かりました。タバコガの幼虫ももう見かけません。代わりに、テントウムシダマシがまた少し増えてきたようです。株が弱ってきているからかもしれません。涼しくなってきて、全体的に、実の付きは明らかに悪くなってきました。トマトの季節ももうすぐ終わりです。3 種類のミニトマトのうち、マッツワイルドチェリートマトだけ、垂直仕立てのものとそうでないものがありますが、垂直仕立ての方が、少し長く持ちこたえそうな感じです。

ミニトマトの垂直仕立て栽培。伸びすぎた分は、もはや垂直ではありませんが……。

とうがらし類はどれもまだまだ元気です。万願寺とうがらしは、大きな実がたくさんついていますが、赤くして食べようと、そのまま置いています。伏見甘長は、若いものを収穫し、大きくなってきたものは、同じく赤くして、甘くなってから食べようと思っています。パレルモは、まだ色づいていないものがいくつもぶら下がっています。去年は、パプリカを育てていましたが、ほんの少ししか実らなかった上に、最後には霜でダメになってしまったので、今年は、霜が降りる前に何とか色づいてもらいたいものです。

真っ赤に色づいたパレルモ

ナスとキュウリは、夏野菜ではありますが、秋の収獲を目指して、少し遅めに定植しました。ナスは、定植直後は、ハダニやテントウムシダマシにやられて、かなり弱っていましたが、徐々に元気を盛り返し、今回の台風の雨でさらに元気になってきたようです。小さな実がいくつかなっているので、大きくなるのが楽しみです。垂直仕立てにしていますが、もう支柱の高さを超えてしまいました。それほど成長しないだろうと思い、あまっていた短い支柱を使ったのが間違いでした。今後どうするか思案中です。キュウリは、地ばいのものと支柱を立てたものがありましたが、支柱を立てていたものは、病気でほぼ全滅してしまったので、その支柱を地ばいの株の側に移動しました。地ばいのものも病気は進んでいるのですが、新しく出てくる葉っぱは元気です。風通しが悪く、ジメジメしていると病気が悪化するようなので、支柱を使った方が風通しが良くなるのではと期待しています。

小玉スイカは、普通の小玉スイカのサイズまでは成長しないと思いますが、寒くなる前に熟してくれるよう祈っています。カボチャは、小さい実が一つ残っているだけですが、これも小さいままです。大きさは問わないので、とにかく食べられるようになってもらいたいものです。

サツマイモは、最初に植え付けた分は順調に育っているようです。この辺りでは 10 月半ばには初霜の恐れがあるので、それまでに収穫しなければなりません。去年は、10 月 2 日に試し掘りをして、10 日にすべて収穫しました。オクラは、養分不足のような症状を見せながらも、ぼちぼち実をつけてくれます。去年は、アブラムシにやられてすぐに全滅したことを思うと、今年はこれでも上出来です。枝豆は、まだペラペラの莢がほとんどですが、膨らんでいるものもわずかながら見られます。今日は、膨らんだものを探して収穫する時間がなかったので、次回、よさそうなものから収穫してみたいと思います。

写真はありませんが、つるなしインゲンはもう終わりです。つるありインゲンは、ほんの少しは収穫できるものの、こちらももう終わり寸前です。来年につなげられるよう、種取りを目指します。

道の駅で購入した枝付きのシソを挿し木して育てた青じそは、ようやく元気になってきました。花を咲かせているので、種取りはできそうです。種をまくよりも、こぼれ種のほうが上手く育つようなので、勝手に育ってくれればと思っています。

挿し木して育てた青じそ

落花生のその後

動物に掘り返された落花生はどうなったでしょうか? さっそく見てみると、また実がいくつか地上に出ています。この前のように、明らかに大きく掘り返された跡はありませんが、よく見てみると、小さく掘ったような跡があります。ネズミでしょうか? 去年動物に掘り返されたときは、食べ散らかした殻が落ちていたのですが、今回はそういうことはありません。前回は、明らかに掘り返されていましたが、もしかしたら、今回は、単に雨の勢いで土が移動して落花生がむき出しになったということも考えられなくはありません。

秋冬野菜のようす

アブラナ科の野菜は、やはりダイコンサルハムシの被害があるものの、なんとか生き延びています。レッドロシアンケールは、少し前に、虫の被害が大きかったものを間引きましたが、それから少し調子が良くなりました。ダイコンサルハムシの攻撃に負けずに元気に育ってくれそうです。スティックセニョール(茎ブロッコリー)は、全く虫に食われることもなく、元気に活着したようです。ホームセンターで購入した苗なので、農薬が効いているのかもしれません……。雲仙赤紫大根とラディッシュは、相変わらず元気に育っています。隣のタケノコ白菜は、ボロボロにはなっていますが、成長点が残っているものは、少しずつ大きくなっているようです。大蔵大根は、虫食いだらけではありますが、順調に成長しているようで、4 日前に見たときよりも勢いがあります。やはり、初期に虫に食われずにある程度の大きさまで成長していると強いですね。芽が出たとたんに食われてしまうと、生き残ったとしても、その後の成長が遅れてしまうので、最初が肝心と思われます。

9 月 13 日に植え付けてから 12 日経つニンニクは、やっと発芽を確認しました。薄皮をむいたので早く発芽するのではないかと思っていましたが、意外と時間がかかりました。芽が出たものはほんの一部で、多くはまだ発芽もしていません。芽が出るころには、ネギオオアラメハムシに狙われやすいので、注意が必要ということです。

本日の収穫

ミニトマトは、今日は全部で 120 個程度。今日は、イタリアンミニトマトの実が赤く色づいているのが目立ちました。蛾に吸われてダメになっているものを捨てながら収穫しましたが、前回と比べると、被害は減っている印象です。ケールは、今日もきれいなものが採れました。とうがらし類は、多くの株は元気なので、まだしばらくは収穫できそうです。今日は、少し変形した黄色と赤のパレルモが収穫できました。オクラは、もう一つ勢いに欠けるものの、今日はいつもより多めの収獲です。シソの穂も採りました。枝豆もほんの少しだけですが、莢が膨らんだものを収穫しました。小さなラディッシュとキュウリも採りました。小さなものでも、漬物にするとおいしいです。

ミニトマト 3 種、ケール、オクラ、枝豆、ラディッシュ、シソの穂、つるなしインゲン、つるありインゲン、ミニキュウリ、パレルモ、伏見甘長とうがらし

今日の生き物と草花

秋らしく、アキアカネが畑の上を飛び回っています。静かにしていると、すぐ近くにやってくるので、耳元で羽音も聞こえます。

カエルとカマキリは、今日もたくさん見かけました。枝豆の茂みにいるカエルは特に太っているようです。畑の虫をお腹いっぱい食べているのでしょうね。

畑には、いろいろな種類の蜘蛛がいます。大蔵大根でも何匹か見たので、少なくとも、一部のダイコンサルハムシ(またはその幼虫)を食べてくれていることでしょう。今日はあまり時間がなかったので、ダイコンサルハムシの捕獲は、蜘蛛に任せておくことにしました。蜘蛛さん、よろしく!!

短い間でしたが、いろいろな虫や花、そして、美しい空や雲を見ながら、楽しい時間が過ごせました。

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