2022.08.09 畑の記録「種まきの準備、モグラの穴」

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夏の前半は雨の日が多かったですが、このところ太陽がギラギラと輝く夏らしい天気が続いています。一週間先まで雨の予報がなく、しばらく乾燥した日が続きそうなので、今日は念のため水やりをすることにしました。夏まきの種をたくさん入手したので、種まきの準備もします。

目次

種まき前の草整理

夏の種苗交換会がありました。種をまく場所もあまりないので、ほんの少しだけにする予定でしたが、見るとついついほしくなってしまいます。帰宅して数えてみると 20 種類以上持ち帰っていました。同じような標高の畑で継がれてきた種なので、店で購入するものよりもこの地域に合っているはずです。しかも、種子消毒されていないことはもちろんですが、無肥料無農薬で栽培されたものがほとんどのようなので、とても価値のある種です。春の交換会に引き続き、今回もそんな貴重な種をたくさん分けていただいて、本当に感謝しています。すべては無理にしても、いただいた種のうちいくつかはきちんと引き継いで、次回の交換会でお返しできればと思っています。

いただいた種のまき時を確認してみると、今月中にまかなければならないものもけっこうあります。そういうわけで、今日は、実際に畑を見て、どこに種をまくスペースがあるのか、今月中に収穫が終わりそうな野菜はあるのか、などを確認しました。少しでもスペースがあれば、草を刈って、地表がむき出しにならないように刈った草をかぶせておきます。表土を保護すると同時に、種をまく場所の目印にもなり、次回までにはカラカラに乾燥して、いいマルチにもなるはずです。このような場所をいくつか準備したので、前作との兼ね合いを考えてどこで何を育てるかを考えて、数日中に種をまきます。

手前中央の刈った青草がのっているところが種まきスペース。うしろのトマトの支柱周辺も草整理して風通しがよくなりました。

猛暑の水やり

前回まいたニンジンやレタスの種はまだ発芽しません。カラカラに乾燥しているので、少し心配です。貸農園でホースは使用できないので、じょうろを持って水場まで往復します。遠いわけではないのですが、暑いので結構大変です。枝豆は、開花してから水が切れると実が太らないとのこと。株元に直接日光が当たって乾燥しやすい場所に植えた枝豆だけ、水をやりました。どの作物もこの猛暑を無事乗り切ってくれますように!

支柱の内側に数日前にニンジンの種をまいたので、水やりをしました。

モグラの穴

最近まで気づきませんでしたが、モグラはきっと前からいたと思われます。草マルチをしているところは、土が盛り上がっていてもわかりません。でも、気を付けて見てみると、小さい苗が持ち上げられていたり、地面に穴があいていたり、モグラの気配が感じられます。特にモグラがよく通る畝が 4 つあるようです。大きな穴がいくつも開いています。モグラは肉食なので野菜は食べませんが、モグラの穴を利用してネズミが野菜を食べることもあるとか。サツマイモや落花生は特に心配です。スイカの畝にも穴があったので、数少ないスイカを食べられると悲しいですね。とにかく、穴の中に木酢液を垂らしたあと、穴を埋めておきました。

それぞれの野菜の現状

夏の期待の星、スイカは、思い通りに成長していません。去年は、何もわからないまま、買った苗を植えただけで、おいしいスイカができたので、今年も大丈夫だろうと思っていたのですが、なぜかうまく育ちません。ツルもあまり伸びていないし、実もなかなか大きくなりません。養分が足りないのかと、今日、米ぬかと油かす半々で補いをしました。枝豆が成長して、スイカの日照が阻害されているようなので、広がった枝豆の株を麻ひもでくくって、日が当たりやすくしました。

一番大きいオレンジ小玉スイカ。うしろの枝豆が育ってきて日陰になっていたので、麻ひもで小さくまとめました。

二種類のカボチャは、それぞれ小さい実が一つずつついています。違う種類なので、どちらもぜひ食べてみたいです。遅ればせながら子ヅルも伸びてきたので、今のところ雄花が優勢ですが、今後どんどん実がつくことを願っています。ところで、グングン伸びたカボチャのツルが、アフリカンマリーゴールドに巻きひげを絡みつかせて引き倒してしまいました。巻きひげを切り落として助けたマリーゴールドですが、草丈が高くて自立しなくなってしまいました。そこで、支柱を立てることにしましたが、固い通路の土に支柱が全く入っていきません。困り果ててふと目線を移すと、すぐそばに大麦の切り株があります。そうか、ここは大麦が植わっていたんだ! それなら、根っこで土が耕されているはず。そう思って、そこに支柱を刺してみると、すっと簡単に入っていきました。イネ科の植物が土を耕してくれるということは、本で読んだりして知っていましたが、それを実際に体で感じることができて、ちょっとうれしくなりました。知識を実感できた瞬間でした。

イチゴは、収穫期を終えると、苗づくりがはじまります。土を入れたポットなどにランナーから出た子株を固定し、根付かせて苗を作るのが普通のようです。最初はそうしようかと思いましたが、ポットでは乾燥してしまうので頻繁な水やりが必要です。畑が遠いとそんなことはできないので、ランナーをそのまま地面に根付かせることにしました。根付いた場所が悪ければ、掘り出して移植するつもりです。気付いたときに、通路に降りてきたランナーを畝の上に戻したり、周りの草を刈ったりはしています。暑さに弱いイチゴですが、猛暑に負けず、元気にランナーを伸ばし、たくさんの子株が着地して根付いています。予想外に背が高くなったヒマワリが周りにそびえたって陰を作っているので、きっと恩恵を受けているはずです。

万願寺とうがらしと同じ畝に植えた枝豆は、花も咲き出し、さすがにもう成長しないだろうと思っていたら、さらに成長していました。離れて見てみると、すっかり壁のようになって、万願寺とうがらしが全く見えないくらいです。これではさすがにまずいと思い、さらに高い支柱を枝豆の列の両端に立て、その間に張った麻ひもで枝豆を万願寺とうがらしから離す方向に誘引します。あまりにも茂っていて、そのくらいでは対処しきれないのですが、何もしないよりはマシです。畝の南側の枝豆だけでも収穫できれば、万願寺とうがらしの日照は確保できるのですが、今のところ、花は咲いているものの莢は全くできていません。茎や葉に養分が行き過ぎているのでしょうか?

本日の収穫

今日も豊作です。ミニトマトは 200 個ほど採れました。イタリアンミニトマトは、タバコガの幼虫の被害が多かったので、虫に食べられる前に、まだ真っ赤になっていないものを少し採ってきました。スイートバジルとホーリーバジルもよく育っています。今日も大量のスイートバジルを収穫したので、またペストにします。前回は、パンにつけて、おいしいおいしいと言いながら、たくさん食べました。以前はオリーブオイルたっぷりで作っていたペストですが、オイルなしでも十分おいしいです。ニンジンは、種まきスペースを作るために、小さいものも含めすべて収穫しました。水ナスは、まだまだ小さいですが、株に養分がいくように早目に収穫しました。そのほかには、とうがらし類、インゲン、オクラ、ズッキーニ。今年は、毎回たくさん収穫できて、本当にありがたいことです。

ニンジンの葉っぱは、すぐに使う予定がないので、ベランダのすだれの内側で陰干しにしています。そば粉と小麦全粒粉半々でガレットにするのが気に入っています。味付けはしょうゆに限ります!

ベランダにニンジンの葉を干しています。

前回種まきをした 8 月 5 日は、雨が予報されていたのに結局降らず、その後も雨の予報がなかったので、翌朝、水やりだけしに畑に行きました。そのときに、ミニトマト 50 個弱と小さめのズッキーニ 1 本を収穫しました。

8 月 6 日収穫分のミニトマト約 50 個とズッキーニ 1 本

今日の生き物と草花

今日は作業が忙しくてあまり写真が撮れませんでしたが、いつも通り、たくさんの生き物が活動していました。クロマルハナバチは、カボチャやズッキーニの花に潜り込んで受粉してくれています。タバコガの幼虫は、イタリアンミニトマトにたくさん穴を開けていましたが、一匹しか見つけられませんでした。テントウムシダマシは、このところ数が減ってきたようです。真夏の暑い時期には活動が弱まるとも読んだので、もしかしたらまた涼しくなったら出てくるのでしょうか? カエルは相変わらずたくさんいるので、たくさん虫を食べてくれることを期待しています。

\ ぼたんだよ /

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