2021.11.30 畑の記録「寒風に耐える野菜と雑草」

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このところ朝は氷点下の寒い日が続いています。冷たい風も吹き、こんな寒さの中、一日中外にいるのに生きていられる植物はすごいなぁと感心しています。

目次

氷点下の朝と冷たい風

ここ数日は特に寒いです。特にやらなければならない作業があるわけでもないのですが、寒さと風の影響を確認するために、昨日畑に行ってきました。

先週まではしっかり立っていた雑草が、すっかり霜にやられて頭を垂れて命を終えようとしています。背の高い雑草は、冬の寒さに耐えきれず死んでしまうのですね。反対に、冬を越す草は、立っていた葉っぱをしっかりと地面に張り付けて、風から身を守っているようです。これまで雑草のことなんて詳しく観察したことも考えたこともありませんでしたが、季節に合わせて形を変える姿を身近で見ていると、たいしたものだと感心せずにはいられません。

作物も同様に地面に張り付いています。苺はしばらく前からロゼット状にはなっていましたが、今では、草マルチにめり込みそうなくらい、ぴったりと地面に葉をくっつけています。これなら冷たい風もやり過ごせますね。イタリアンパセリもこの前見たときはしっかり立っていたのに、今は身を低くしています。調べてみると、ロゼットで冬を越すようですね。

最近の強風で、草マルチが少し飛んでしまって、土が裸になっている部分があったので、隣の空き地から枯れた夏草を刈ってきて、さらに分厚く積み重ねました。昨日この作業をした後、夜中に大雨が降って、今朝は激しい風が吹いています。

大麦が生育不良?

大麦は、数か所に少しずつ別の日にまきました。左の写真は、10 月中旬に一番最初にまいたもの、右はそのだいたい 1 週間後にまきました。どちらも麦踏みはしたのですが、先にまいた分は青々として、よく分けつしているようですが、あとでまいた分は色も悪く、まばらな感じです。ここの気候は、東北や北海道ほど寒冷ではありませんが、標高が高めである程度寒いので、種まきが少し遅すぎて、生育不良になってしまったのかもしれません。

ハーブは冬を越せるのか?

畑にある多年草のハーブは、ローズマリー、タイム、ラベンダー、ワイルドストロベリーです。どれも耐寒性はあるようですが、状態がよくないものもあるので不安なところです。

5 月に苗を買って育てたラベンダーは、今ではすっかり大きくなって、寒いのに花まで咲かせています。一方、種から育てたラベンダーは、変色して少し心配な様子です。家で種をまいて育てていたものを秋に地植えしたのですが、もしかしたら、春まで家においておくべきだったのかもしれません。4 本ありますが、一番小さいのもの(下の写真)が一番元気がなさそうです。小さな苗から育てて大きくなったタイムは、このところ枯れ葉が目立ってきました。ローズマリーは、上の方は元気なのですが、根元の方はすっかり枯れています。ワイルドストロベリーだけは、夏よりも元気なので心配はいらなさそうです。

せっかく夏の暑さと大雨を乗り切ったハーブなので、みんな元気に春を迎えてもらいたいものです。

パクチーの種とり

ついこの前までは、まだ花を咲かせていたパクチーですが、このところの寒さですっかり枯れてしまいました。種とりは、今日が最後です。インド料理にたっぷり使っても余るほどとれたので、来年は、同じくたくさん種がとれたディルと一緒に、通路にもまいてみようと思います。きっとこぼれ種からもたくさん芽を出すことでしょうね。

それぞれの野菜の現状

本日の収穫

今日は、大根、カラシナ、茎ブロッコリーを収穫しました。大根は、細身ですがきれいです。小さめのは間引いた大根です。大根は漬物にする予定です。茎ブロッコリーは、もう少し採れると思っていたのですが、予想したほど成長していなかったので、本格的な収穫までは、まだしばらく待たないといけません。カラシナは、毎回収穫できる、栄養豊富なありがたい野菜です。

今日の生き物

寒くなって、めっきり虫を見なくなりました。見つけたのは虫の死骸と、春菊に住んでいるヒメアカタテハの幼虫だけ。あまりにさみしいので、ベランダに来ていたテントウムシも載せておきます。

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